社長メッセージ

国内外で活躍する 人材の育成に貢献する

桐原書店の主な事業は、教育出版事業です。
教科書や学習参考書を通して、これまで多くの先生方や学習者と接する機会に恵まれ、桐原書店は2017年に創立50周年を迎えることが出来ました。
実際にお使いいただいた方からの声は私たちの財産となり、成長の糧となっております。今後も皆様の声に耳を傾け、より一層指導される先生や学習者のお役に立てる商品、サービスに反映していけますよう努力を続けてまいります。

学習に喜びと感動を − Take joy in what you learn

これは教育出版社として50周年の節目を迎えるにあたり、それまでを見つめ直し、改めて作成したスローガンです。
人は喜びを感じる時にさらなる意欲が湧き、感動を覚えると次に進む勇気が生まれます。日々の学習の中に喜びや感動を与えられる教材を提供したい、という思いを表したものです。

この50年の間に、日本の社会構造や日本を取り巻く世界の姿も大きく様変わりしました。そして、普段の社会生活においても、今では生活の一部となっているインターネットやSNSの出現、そして手軽なデバイスの浸透により、コミュニケーションや情報取得の方法も多種多様になり、より世界が身近なものになりました。また、商品の流通やサービスのあり方も変化してゆき、IT技術の進化とともに、どんどん新しい発想のビジネスも創出されています。
50年先を想像することはそう容易なことではありません。

教育現場におきましても、時代の要請に応じて様々な工夫が取り入れられてきています。これからの時代を生き抜くためには、それまでの知識や解法の習得にとどまらず、自ら課題を設定し、異なる価値観を持った他者と協働して問題を解決するスキルを習得することを求められているからです。それに伴い、今後求められる教科書や教材、教育サービスの役割や形態、そして内容も従来のものとは異なったものになるでしょう。
私たち桐原書店は、教材や教育サービスを通して、良質のinputと良質のoutputが実現できる機会を提供したいと考えております。変化のスピードの速いこれからの時代においても、変わらず必要とされるのが良質のコンテンツであろうと思います。どんなに世の中が便利になっても、良質のコンテンツで学習することが最も効果的であることに変わりはありません。今後も先生や学習者の要望に応える、時代に応じた良質の教科書、教材、教育コンテンツを提供し続けることで、国内外で活躍する人材の育成に貢献してまいります。

桐原書店が目指す出版とは、先生や学習者にいちばん近いところで教科書や学習参考書を作り、提供することです。これからも変わらず教育現場や学習者に寄り添い、その時々の教育ニーズ、学習ニーズに真摯に、誠実に応えてまいります。
「英語が分からない生徒が分かるようになる、革新的な教材を作りたい。」という創業者の強い思いから桐原書店はスタートし、その思いは私たち桐原書店のすべての事業で現在も引き継がれています。
桐原書店は、教育に対し、顧客に対し、また、ものづくりに対し誠実であり続けることで、これからもみなさまの信頼を得、学習に喜びと感動をもたらすお手伝いをし続けたいと考えております。

株式会社桐原書店
代表取締役社長
門間 正哉