書籍詳細
- 学校専売
探求 言語文化 [言文717]
- 判型/頁数
- A5判 / 272頁
- 刊行日
- 2022年2月25日
- 中学生
- 高校1年生
- 高校2年生
- 高校3年生
- 大学入試
- 大学・社会人
特徴
学びの場を、〈知〉のコミュニティへ――
魅力的な素材が、良質な"探求"を生み出します。練られた構成が、"探求"への期待感を高めます。知る喜び、伝え合う楽しさを、もっと。
[古文編/漢文編]
●豊富な教材群…入門単元は段階を踏んで基礎固めができる構成です。定番教材も含めて豊富な教材を採録しています。
●古典を深く知る「古典世界ビュー」「コラム」…文章理解に役立つ古典常識を解説した「古典世界ビュー」を新設しました。コラムも充実しています。
●正確な読解につなげる「古文解析の実際」「漢文解析の実際」…古文・漢文を正確に読解するための要点を、「文法」「語彙」「人物」「句形」「構文」などの観点からわかりやすく解説しました。
●深く学べる読み比べ教材…「花は盛りに」(徒然草)と本居宣長「玉勝間」の読み比べ、漢詩の読み比べ、「翻案」単元では古文と漢文の読み比べなど、理解の深まる読み比べ教材を採録しました。
●教材学習と並行して学べる文学史…文学史の流れが押さえられる「鳥瞰文学史」を巻末に掲載しました。さらに、文章のジャンルの概要を把握できる「ジャンル解説」も設けています。
[近代以降の文章編]
●古典とのつながりから読み解く「近代の小説」…古典を翻案した「羅生門」と元となった「今昔物語集」との読み比べが可能です。近代小説としてほかに「蠅」「猿が島」も収録しています。
●文体の変遷について理解する「近代の文体」…書き言葉が現在の形にたどり着くまでを、明治期の小説を通じて概観し、文体の違いが作品に与える影響を考察できるようにしました。
●和歌の伝統に関する評論を学ぶ「伝統と文化」…一千年の昔に詠まれた和歌が、過去と現在とをどう結びつけるか、近代以降の論理的な文章で考察できます。
●著名な歌人・俳人の作品が学べる「近代の短歌・俳句」…短歌・俳句は明治以降の近代期の流れを概観する各8作品を採録しています。
「新課程教科書」のご案内を開始しました。英語・国語とも下記バナー画像よりぜひご覧ください。
付属品
【教師用】指導資料セット(指導者用デジタル教科書含む)、指導書PDFファイル版(CD-ROM)、朗読CD
※指導用・生徒用関連の価格はこちらのPDFファイルをご覧ください。 → 指導用・生徒用関連価格表PDF
シラバス作成用資料
デジタル教科書
※デジタル教科書の仕様・内容は変更になる場合があります。予めご了承ください
目次
[古文編] | |
1 | 古文入門 |
児のそら寝〔宇治拾遺物語〕 | |
検非違使忠明のこと〔宇治拾遺物語〕 | |
大江山〔十訓抄〕 | |
花盗人の歌〔沙石集〕 | |
古典世界ビュー 1 和歌 | |
鷹使いの見た夢〔沙石集〕 | |
古典世界ワイドビュー 2 夢 | |
コラム1 古文はタイムマシンだ | |
〔古文解析の実際〕海賊の感泣(十訓抄) | |
2 | 随筆と日記 |
徒然草 | |
つれづれなるままに | |
ある人、弓射ることを習ふに | |
奥山に猫またといふもの | |
丹波に出雲といふ所あり | |
花は盛りに | |
〔比較で深める〕兼好法師が詞のあげつらひ(玉勝間) | |
古典世界ワイドビュー 3 桜 | |
枕草子 | |
春はあけぼの | |
ありがたきもの | |
九月ばかり | |
土佐日記 | |
門出 | |
古典世界ビュー 4 任官 | |
かしらの雪 | |
帰京 | |
コラム2 うなぎ屋さんの「うふぎ」―― 変体仮名の話 ―― | |
3 | 物語と軍記 |
竹取物語 | |
なよ竹のかぐや姫 | |
古典世界ビュー 5 成人式 | |
コラム3 「語り」の文学 | |
かぐや姫の嘆き | |
伊勢物語 | |
芥川 | |
古典世界ビュー 6 鬼 | |
東下り | |
コラム4 『伊勢物語』のパロディー | |
筒井筒 | |
梓弓 | |
小野の雪 | |
平家物語 | |
祇園精舎 | |
木曽の最期 | |
コラム5 物語と「むかし」 | |
4 | 和歌と俳諧 |
万葉集 | |
古今和歌集 | |
新古今和歌集 | |
奥の細道 | |
旅こそ栖 | |
古典世界ビュー 7 旅と紀行文 | |
那須野の少女 | |
平泉懐古 | |
コラム6 蛙は古池に飛び込まない | |
5 | 翻案 ――中国の古典から日本の古典へ―― |
簫史と弄玉〔唐物語〕 | |
〈漢文〉蕭史(列仙伝 | |
怪を語れば怪至る〔伽婢子〕 | |
〈漢文〉夜坐談鬼而怪至(龍城録) | |
[漢文編] | |
漢文を学習するということ | |
1 | 漢文入門 |
漢文の基礎 | |
漢語の構造 | |
訓読のしかた | |
書き下し文 | |
再読文字 | |
返読文字 | |
漢文特有の構造 | |
演習 | |
故事成語 | |
推敲 | |
古典世界ビュー 8 科挙 | |
漁父之利 | |
知音 | |
朝三暮四 | |
塞翁馬 | |
コラム7 故事成語に親しもう | |
〔漢文解析の実際〕性緩(笑府) | |
2 | 史伝 |
鶏口牛後 | |
鶏鳴狗盗 | |
古典世界ビュー 9 食客 | |
管鮑之交 | |
臥薪嘗胆 | |
3 | 詩文 |
五言絶句 | |
絶句 杜甫 | |
登鸛鵲楼 王之渙 | |
七言絶句 | |
早発白帝城 李白 | |
送元二使安西 王維 | |
楓橋夜泊 張継 | |
涼州詞 王翰 | |
五言律詩 | |
登岳陽楼 杜甫 | |
送友人 李白 | |
七言律詩 | |
八月十五日夜、禁中独直、対月憶元九 白居易 | |
〔比較で深める〕聞白楽天左降江州司馬 元稹 | |
古典の魅力―現代からの視点 友情 松浦友久 | |
文章 | |
雑説 韓愈 | |
愛蓮説 周敦頤 | |
古典世界ビュー 10 花 | |
コラム8 漢字はどこまで簡単に?―― 中国の簡体字 | |
4 | 思想 |
論語(十一章 | |
古典世界ビュー 11 儒教 | |
孟子(三章) | |
コラム9 孔子とその弟子 | |
5 | 日本の漢文 |
読家書 菅原道真 | |
蛍 菅茶山 | |
無題 夏目漱石 | |
野中兼山 原念斎 | |
古典世界ビュー 12 江戸期の漢学者 | |
[近代以降の文章編] | |
1 | 近代の小説 |
羅生門 芥川龍之介 | |
〔比較で深める〕羅城門の上層に登りて死人を見る盗人のこと(今昔物語集) | |
蠅 横光利 | |
猿が島 太宰治 | |
2 | 近代の文体 |
文体の変遷――明治期の小説を通じて | |
3 | |
場所の記憶を残す恋歌 港千尋 | |
4 | 近代の短歌・俳句 |
近代の短歌 八首 正岡子規ほか | |
近代の俳句 八句 正岡子規ほか |