書籍詳細

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  • 学校専売

探求 古典探究 古文編 [古探721]

兵藤裕己 ほか9名
判型/頁数
A5判 / 288頁
刊行日
2023年2月25日
  • 中学生
  • 高校1年生
  • 高校2年生
  • 高校3年生
  • 大学入試
  • 大学・社会人

特徴

学びの場を、〈知〉のコミュニティへ――

魅力的な素材が、良質な"探求"を生み出します。練られた構成が、"探求"への期待感を高めます。知る喜び、伝え合う楽しさを、もっと。

●文法学習(Ⅰ部「文法」問題、Ⅱ部「現代語訳」問題)/古文解析…Ⅰ部では本文中の文法事項を取り上げた〈文法〉問題、Ⅱ部では文法事項に留意して訳する〈現代語訳〉問題をそれぞれ設置しました。「古文解析」では古文を正確に読み解くためのポイントを、解析として示し、400字前後の文章2編と設問を通じて学習可能です。
●文学史的観点からの学習(古文ジャンル解説・鳥瞰文学史)…文章のジャンルの概要を把握できるよう、巻頭に「古文ジャンル解説」を設置しました。また、連綿と続く日本文学史の流れが押さえられるよう、巻末に「鳥瞰文学史」を掲載しています。
●構成と概観(平家物語/源氏物語)…「源氏物語」「平家物語」について、作品全体の構成や成立の背景を解説するため、「構成と概観」を新たに設置しました。作品に入る前に概観を知ることで深い理解への近道となります。
●古典常識・背景知識の習得(古典世界ビュー/コラム/QR)…文章理解に役立つ古典常識を解説した「古典世界ビュー」「古典世界ワイドビュー」を採録したほか、古文への興味が広がるコラムや、作品に関する資料を見られるQRも充実しています。
●読み比べ学習(「比較で深める」/「古典世界の夜―月・星・闇」)…「比較で深める」では、同一の和歌を異なる設定で取り上げた「大和物語」と「俊頼髄脳」を採録しました。また、新たな単元として「古典世界の夜」を設置しました。同じテーマに関する複数(日記・軍記・和歌俳諧)の作品に触れることが可能です。
 

「新課程教科書」のご案内を開始しました。英語・国語とも下記バナー画像よりぜひご覧ください。

付属品

【生徒用】学習者用デジタル教科書(教材)、学習者用デジタル教科書、予習復習ノート
【教師用】指導資料セット(指導者用デジタル教科書含む)、指導書PDFファイル版(CD-ROM)、朗読CD
    ※指導用・生徒用関連の価格はこちらのPDFファイルをご覧ください。 → 指導用・生徒用関連価格表PDF

シラバス作成用資料

シラバス作成資料はこちらのページからダウンロードをお願いいたします。

デジタル教科書

デジタル教科書(令和6年度用 国語検定教科書)はこちらのページをご覧ください。
※デジタル教科書の仕様・内容は変更になる場合があります。予めご了承ください

目次

【Ⅰ部】
1 説話
宇治拾遺物語 歌詠みて罪を許さるること
古今著聞集 衣のたて
沙石集 勘解由小路の地蔵

2 随筆Ⅰ
徒然草
 あだし野の露消ゆるときなく
 家居のつきづきしく    
 これも仁和寺の法師    
 ある者、子を法師になして 
 主ある家には       
方丈記
 行く川の流れ        
 安元の大火・治承のつじ風  

3 物語と日記
竹取物語
 天の羽衣   
伊勢物語
 初冠     
 月やあらぬ  
 行く蛍   
 狩りの使ひ  
 つひに行く道 
大和物語
 姨捨     
 〈比較で深める〉夜もすがら月を見て、ながめける歌〔俊頼髄脳〕
更級日記
 門出     
 物語

4 随筆Ⅱ
枕草子
 うつくしきもの    
 木の花は        
 中納言参りたまひて   
 雪のいと高う降りたるを 

5 歴史と軍記
大鏡
 雲林院の菩提講     
 花山院の出家      
 三船の才
 道長と伊周の競射    
平家物語
 忠度の都落ち
 宇治川の先陣     
 先帝入水        
 古典の魅力――現代からの視点 平家物語 小林秀雄

6 物語
源氏物語
 光源氏の誕生      
 光源氏と藤壺      
 若紫との出会い     

7 和歌と俳諧
和歌
 春秋      
 恋       
 離別・旅・哀傷 
俳諧
 発句
 連句

古文解析
 継母との別れ〔更級日記〕
  解析① 識別
 旧都の月〔平家物語〕
  解析② 敬語

8 近世文学
 日本永代蔵 世界の借屋大将
 雨月物語 浅茅が宿


【Ⅱ部】
1 随筆
枕草子
 すさまじきもの
 野分のまたの日こそ
 二月つごもりごろに
 大納言殿参りたまひて

2 日記
蜻蛉日記
 嘆きつつひとり寝る夜
 鷹を放つ
和泉式部日記
 夢よりもはかなき世の中を
 有明の月に
紫式部日記
 水鳥に思いよそえて
 日本紀の御局
建礼門院右京大夫集
 かかる夢見ぬ人やいひけむ
 今や夢昔や夢と

3 物語
源氏物語
 藤壺の里下がり
 葵上と物の怪
 柏木と女三宮
 紫上の死
 匂宮と浮舟
堤中納言物語
 虫めづる姫君
松浦宮物語
 梅里の一夜

4 評論Ⅰ
 古今和歌集仮名序 やまと歌は
 俊頼髄脳 和歌の効用
 無名抄 俊成自賛歌のこと
 去来抄 行く春を
 去来抄 岩鼻や
 三冊子 師の風雅

5 歴史と伝説
大鏡
 菅原道真の左遷
 道長の豪胆
古事記
 倭建命

6 評論Ⅱ
 無名草子 小野小町
 風姿花伝 秘する花を知ること
 難波土産 虚実皮膜の論
 玉勝間  師の説になづまざること
 源氏物語玉の小櫛 もののあはれ

7 近世の文章・戯曲・和歌
 柴門の辞 風雅の道
 おらが春 娘 さと
 雲萍雑志 堪忍
 曽根崎心中 徳兵衛お初道行
 近世和歌
 狂歌

8 古典世界の夜――月・星・闇
 星の夜の深きあはれ〔建礼門院右京大夫集〕
 天下怪異のこと〔太平記〕
 夜空を詠んだ和歌・俳諧

ラインナップ