重要古文単語315 四訂版 例文音読・入試問題 第一章 びんなし/いとほし/いはけなし/つらし
例文音読 びんなし/いとほし/いはけなし/つらし
入試問題 びんなし/いとほし/いはけなし/つらし
「昨日は、たちかへり聞こゆべく思ひたまへしを、このたよりならでは、聞こえむにも便(び)なきここちになりにければなむ。『いかに』とのたまはせたるは、なにか、よろづことわりに思ひたまふる。月ごろ見えねば、なかなかいと心やすくなむなりにたる。
① 心細い
② かわいそうな
③ 至便な
④ 不都合な
⑤ 返事が来ない
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解答 ④
うち泣きて、穢(けが)らひも忌むまじきさまにありければ、「いとびんなかるべし」などものして、立ちながらなむ。
① ひどく気の毒でしょう
② とても困難なことでしょう
③ 大変差し支えのあることでしょう
④ とてもはかないことでしょう
⑤ ひどく嘆かわしいことでしょう
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解答 ③
そのとき、母が身にまとへりし小袖は、なになにの色なり。不便なる事ぞかし。かたきをうちなば、われも、ちからをそへ侍らん」とて、その夜、となりのあるじをうちけり。
① 可愛い
② 不都合な
③ かわいそうな
④ 機敏でない
⑤ 才能がない
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解答 ③
かうかうと、ありつるよしを申せば、「不便のことかな」とて、いみじく笑はせ給ふ。
① 気の毒なことよ
② たよりないことよ
③ みっともないことよ
④ わかりにくいことよ
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解答 ①
頭(かしら)くだりのこる所なく、土かたに浴(あ)みたりけるを、女、家に入れて、洗ひあげて、いとほしさにこそ逢ひにけれ。
① 気まずそうで
② かわいそうで
③ 物欲しそうで
④ 懐かしがって
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解答 ②
万の人に「極めていとほし」と見する姿してぞ渡りける。
① まことに気の毒だ
② 本当に困る
③ とても趣がある
④ 非常に見事だ
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解答 ①
女の云はく、「ここにいとほしき者のあるを、今一度(ひとたび)見ばやとなむ思ふ」と。
① 愛着を感じている
② 親切でやさしい
③ 同情心を起こさせる
④ 深い恩がある
⑤ 不憫(ふびん)で気の毒な
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解答 ①
いはけなき御程に、ゆゆしきまであはれなり。
① 危なげない
② 言うまでもない
③ 悲しい
④ 素晴らしい
⑤ 幼い
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解答 ⑤