『新しい共通テスト 国語対策問題集 実践レベル』 俊頼髄脳/無名抄

「ば」の識別

1
傍線部「ば」と異なる用法のものを、次の中から一つ選べ。(中央大)

家あるじの、「木にこれ結ひつけて持てまゐれ」と言はせたまひしか、あるやうこそはとて、持てまゐりてさぶらひしを、 (大鏡)
• 梅の木の枯れたりしか①、求めさせたまひしに、

• 「(中略)きむぢ求めよ」とのたまひしか②、一京まかりあるきしかども

• 勅なれ③いともかしこしうぐひすの宿はと問は④いかが答へむ

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解答 ④

2
傍線部「ば」の文法的解釈として最も適当なものを選べ。(日本大)

毎年節分の夜は、門徒寺に、定まつて*平太郎殿の事*讃談せらるるなり。聞くたびに替らぬ事ながら、殊勝なる儀なれ、老若男女ともに参詣多し。
*平太郎殿…親鸞上人の弟子。
*讃談…法話。

① 順接の確定条件(単純接続)を示す接続助詞
② 順接の確定条件(原因 • 理由)を示す接続助詞
③ 逆接の確定条件を示す接続助詞
④ 逆接の仮定条件を示す接続助詞

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解答 ②