書籍詳細

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小説読み解き講座+文学史

場面の読み取りから、解答力養成まで
霜 栄 著
定価770円
(本体700円+消費税)
判型/頁数
B5判 / 80頁
ISBN
978-4-342-30175-9
刊行日
2024年11月30日
  • 中学生
  • 高校1年生
  • 高校2年生
  • 高校3年生
  • 大学入試
  • 大学・社会人

特徴

※本書は、店頭版「現代文[小説]読み解き講座」(A5判合本)に文学史解説(QRコードから閲覧)を加え、B5判2分冊にまとめ直した学校採用専売品です。

小説不足に効く! 霜栄(しもさかえ)入魂の10講を紙上に再現
小説の基本的な読み取りから、共通テスト第2問で求められる解答力の養成まで。この一冊が厚く・熱くサポートします。

●充実の10作品
素材文には、共通テスト・センター試験で出題された文章を中心に、明治から平成まで多彩な小説作品をチョイス。誰もが知っている小説家たちが描き出す作品世界が、学習者を魅了します。
近代的自我の成立を描いた森鷗外(1講)と近代的自我を否定し解体した村上春樹(2講)、言文一致体を確立させた夏目漱石(3講)と新たな口語文体を生み出した吉本ばなな(4講)を対置するなど、配列にもこだわり抜きました。

《目次》
1講 森鷗外 「護持院原の敵討」
2講 村上春樹 「風の歌を聴け」
3講 夏目漱石 「彼岸過迄」
4講 吉本ばなな 「TUGUMI」
5講 芥川龍之介 「おぎん」
6講 川端康成 「ざくろ」
7講 太宰治 「故郷」
8講 三島由紀夫 「剣」
9講 江國香織 「デューク」
10講 津村記久子 「サキの忘れ物」

●「場面分け」→「問題演習」で着実に力をつける
全文を通読したうえで取り組む導入問題《場面に分けよう》が、すべての講に入ります。
時間の経過や人物の入退場に着目しながら確実に場面を押さえることで、いきなり設問に直行するのではなく、まず本文を全体像で捉えることを習慣づけます。
メインの設問はすべてが共通テスト形式! 近年の出題傾向を徹底分析。部分の読解から全体把握まで、さまざまな角度から本文理解を問います。
会話形式などの新傾向問題ももちろん掲載。共通テスト特有の問われ方に慣れましょう。

●ライブ感あふれる、「3ステップ解説」
解説編は「場面分けの解説」→「本文解説」→「設問解説」の3段階構成。
それぞれの解説の要点を、《場面分けのポイント》《読解のポイント》《解答のポイント》として端的にまとめています。
10講を通じて39個の「ポイント」をすべて拾い集めたときにはもう、どのような問題が出ても怖くなくなっているはず!
語り口や板書は、まるで目の前で著者が授業しているかのよう。「小説読み解き講座」を紙上に熱く再現します。

●本文の、その先へ
学校採用専用品のみに付くQRコードからアクセスできる《+文学史》では、作者の足跡や作品の時代背景・同時代の文学史を詳説。本文の作品を、それを生み出した文脈とともに理解することができます。
また、著者おなじみのコラム《雑音(ノイズ)》は本書でも健在! ときにネタバレも飛び出しつつ(注意喚起あり)、作者・作品の世界をさらに深掘りします。

付属品

【生徒用】解説・解答編(152頁/無料)
【教師用】データダウンロード(テキストデータ〈本文・設問〉、補充問題〈読解問題・知識問題・文学史確認問題〉、場面分けワークシート)、Google Forms形式テスト配信データ
※教師用の「データダウンロード」、「Google Forms形式テスト配信データ」は準備中です。

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