英語・4技能試験情報
2020年度より大学入試(英語)は4技能試験に!
2018年度の高校1年生が受験生となる2020年度より、現行のセンター試験に代わって「大学入学共通テスト」が実施されます。同時に英語では、「読む・聞く・話す・書く」の4つの技能を測るため、「民間資格・検定試験(認定試験)」のスコアも活用されるようになります。
現在でもすでに民間資格・検定試験を活用している大学は少なからずありますが、2018年度の高校1年生からは、英語4技能を向上させることが必須となります。
英語の学習は大きな転換点を迎えます。
なぜ、4技能試験が必要なのか?
中学まではアクティブ・ラーニングが実践されているにもかかわらず、高校では、大学入試がいまだ「読む・聞く」の2技能の評価に偏っているため、その対策に時間を費やされ、「読む・聞く・話す・書く」の4技能をバランスよく伸ばす指導をしにくい状況にあります。その状況を変えるために、大学入試において4技能をきちんと評価する形にする必要があるからです。どの学年からどう変わるのか?
2018年度の高校1年生は2020年度に行われる入試から実施される「大学入学共通テスト」の最初の受験生となります。英語は、「大学入学共通テスト」および「民間資格・検定試験(認定試験)」の一方あるいは両方が課され、2024年度に認定試験のみに移行される見通しです。移行期間中、どちらを課すのかは大学側の選択によりますが、次のような方針が明らかにされています。国立大学:「大学入学共通テスト」および「民間資格・検定試験(認定試験)」の両方を課す方針です
公立大学:大学の判断にゆだねるが、「大学入学共通テスト」および「民間資格・検定試験(認定試験)」両方を課すのが望ましいとされています
私立大学:大学ごとに、「大学入学共通テスト」および「民間資格・検定試験(認定試験)」の一方あるいは両方を課すという判断を行います
2018年度4月からの学年と入試
※大学入学共通テスト……共通テスト(マークシート式)「読む・聞く」に加え、民間の資格・検定試験(認定試験)で「読む・聞く・話す・書く」の4技能を測る
大学の動向は?
各大学は2014年度にアドミッション・ポリシーを設定し、大学の特色や目指すところ、求める学生像を公開しています。そして、大学の求める学生像を獲得するのにふさわしい選抜方法を行うことが要求されています。その一環として、英語では2020年度を待たずに「民間資格・検定試験」を入試に取り入れている大学が増加しています。導入の発表は随時行われますので、志望大学の動向を常に注視していく必要があります。2018年度の高校2・3年生は、従来の学習に加えて4技能を向上させる学習を行い、「民間資格・検定試験」のスコアを取得しておけば、受験機会が増え、それだけ合格のチャンスも増えることになります。現在では大学ごとに対象とする「民間資格・検定試験」は異なりますので、志望する大学がどの試験を対象としているかを把握しておかなければなりません。
英語の4技能を測るための 「民間資格・検定試験(認定試験)」には次の試験が認定されています。
認定された英語「4技能民間資格・検定試験」:
英検 (公開会場実施・一日完結型・4技能CBT)TEAP
TEAP CBT
TOEFL
TOEIC L&R/S&W
IELTS
GTEC
GTEC CBT
ケンブリッジ英検
*スコアは受験年の4~12月に受験した2回分が有効 (2018年3月26日大学入試センター発表)
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