探求 論理国語 付属教材・資料見本
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上段「構成展開図」では、本文の構成を示しました。主題・例・まとめなどの文章構成をひとめでご確認いただけます。下段「要約」では、意味段落、形式段落ごとの要約と、本文全体の二〇〇字要約を掲載しました。構成・要約社会性に関わる「共感」のうち︑自己と区別して他者を理解する「認知的共感」はヒト固有だ︒チンパンジーは自他の理解の入れ子構造がなく︑要求をかなえるために言葉を使い︑「おせっかい」をしないのに対し︑ヒトは世界を描写して心象を共有するのが心地よく︑それで言語や文化を改良する︒他者の心に共感し︑認知的共感により社会的問題を解決し︑世界認識が異なる場合は話し合う能力に裏打ちされた社会性によりヒトは繁栄した︒︵200字︶チンパンジーは「おせっかい」をしない教科書(一八〜二四)評論Ⅰ両者が気持ちを理解しあっているという理解の入れ子構造が存在するチンパンジーにはそれがない■言語は、入れ子構造の心の理解にうえに成り立つ 「心」があると承知している他者と「心」を共有しようとする心象が共有されていることの承認が、実に心地よい■乳幼児でも承認を喜ぶ   ■「心」の共有により、ヒトは言語・文化を作り、改良することができる■群れを作るだけでなく、個体どうしが「心」を共有、「共感」できる■因果関係の推論ができる、物理的な世界に関する問題解決と改良ができる認知的共感で、他者の状況の因果関係を推論し、社会的な問題解決もできる ↓↓  ⇦⇦43 5■世界に対する認識が異なれば、了解が得られるまで話し合うことができる   この能力による社会性は、ヒトを繁栄させている最も重要な要因だの心の理解のうえに、他者と「心」を共有しようとするコミュニケーションであり、世界についての描写をして心情を共有することは、実に心地よい。要求をかなえるための信号として言葉を使うチンパンジーに対し、ヒトは「心」を共有するから、言語や文化を持ち、世代を超えそれを改良する。その心象を共有するのは心地よい。かなえるために言葉を使っている。ヒトは群れを作るだけでなく、他者の「心」に共感できる。また、因果関係の推測と同時に、認知的共感のおかげで、社会的な問題解決も図れる。さらに、他者の世界に対する認識を了解でき、それが異なれば、話し合うことで、技術も社会も進歩改良できる。このような社会性が、ヒトを繁栄させている要因だろう。ができ、技術は進歩し社会は改良され、ヒトは繁栄した。■(二一・15~)言語は入れ子構造の心の理解で成り立つ。■(二二・3~)言語コミュニケーションで世界を描写し、■(二二・10~)乳幼児とも異なり、チンパンジーは要求を■(二二・16~)「心」の共有でヒトは言語や文化を持つ。第四段落(二三・2~二三・17)■(二三・2~)ヒトは個体どうしで「心」を共有する。■(二三・7~)認知的共感で社会的な問題解決も図れる。■(二三・12~)世界に対する認識が異なれば話し合うこと200字要約結 論 展 開 ヒトができること 言語と「共感」 ■(ヒチトンのパ言ン語ジコーミはュ、ニ要ケ求ーをシかョなンえのる多たくめがの、信世号界とにしつてい言て葉のを描使写うで)ある考 察  

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