探求 論理国語 付属教材・資料見本
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第三段落(三二・上17~三三・上5)■(三三・上3~)■わし■は食べることと生きることとの区■ 浅漬けのきゅうり をぱりぱりと食ったわしらは食事に二時間もかかる︒玉子焼きを食べながらはんをかむ婆さんのまつ毛を四十年もの時が過ぎる︒手鞠麩と玉子焼きに昔の婆さんを思う︒浴衣の婆さんを散歩に誘う︒昨日もおとといも出かけた気がする︒暖かい日差しの中を歩く︒散歩から戻ると妙子さんとの会話から︑婆さんが去年の夏死んだことを思い出す︒わしは食べることと生きることとの区別がつかんようになった︒︵200字︶〈知〉の深化 晴れた空の下で教科書(三〇〜三三)評論Ⅰ■■片づけを婆さんに促そうとすると、そこには誰もいない。   【疑問】→■頭がぼんやりし、急に疲労を感じ腰を下ろす。婆さんは 口に出さんこと まで見抜きよる■妙なことに気づく■■いくら何でも浴衣は早くないか■■庭はうらうらと暖かそう■■飯が済んだら散歩にでも行くか■■そんな気もして黙る■■いいじゃないか■■■少し乱暴に言う■■そんなに笑うとしわが増えるぞ■■土手は桜が満開、人出も多く、ベンチは塞がっている。■わしら■は並んでゆっくり歩く。■わし■■〜■無言で歩き続ける昔から感嘆の言葉は婆さんの方が得手 わしの気持ち を代弁■〜■散歩から戻ると、■妙子さん■が卓袱台を拭いていた。 ↓  ↓↓ ↓ ↓     ■■  32       ■妙子さん■はつかの間同情的な顔になり、ことさらに明るい声で■■お味、薄過ぎませんでした。■    ■■あれは妙子さんが作ってくれたのか。■            【誤解の認識】    ■■婆さん構は↓ど成こ・か要な約。■                    【疑問の確認】    ■くっきり思い出上面す。段「の去展年構の開夏成に、展カ沿ゼ開をっ図こたじ」でら文せは章て死、構んだ本成の文をだ。 のひ【と構現成め実のをで認示ご識】確しま認しいたた。だ場け    婆さんが浴衣■ころころとうれしそうに声を立てて笑う■■昨日もおとついも出かけましたよ■くつくつ笑っている■はいはい、と言いながら笑顔のままでお茶を入れるほとほとと、快い音を立てる■■空気がいい匂いですねえ■■うっとりと言う■■いいですねえ、春は■■■■いいお天気ですから大丈夫ですよ■→ 浅漬けのきゅうりをつまむ■婆さん■■わしら■は並んでゆっくり歩く。 無言で歩いていても、春がいいという■わし■の気持ちを、■婆さん■は代弁してくれる。ぺんぺん草を摘み、■婆さん■はうれしそうに揺らしながら歩く。背中に、日差しが暖かい。■〜■(三一・下16~)満開の桜の中、土手を散歩する二人。散歩から戻ると、■妙子さん■が卓袱台を拭いていた。片づけを■婆さん■に促そうとして、誰もいないことに気づいた。■妙子さん■はつかの間同情的な顔になり、ことさらに明るく食事の味つけを聞く。■婆さんはどこかな■と言いながら、■わし■は■婆さん■が死んだことを思い出す。 弱々しい声で玉子焼きと手鞠麩のおつゆを頼む■わし■は、最近食事に二時間かかる。食べることと生きることの区別がつかなくなったのだ。■〜■(三二・上17~)■婆さん■がいないことに気づく。■〜■(三二・下9~)■婆さん■が死んだことを思い出す。■〜■(三二・下17~)■妙子さん■への食事の依頼。別がつかなくなった。35200字■■■〜わ■し弱■々はし最い近声ま要、でご■す約は夕んと。飯をに下、食もべ段本、る玉の「文子に焼要全二き時約体と間手」のも鞠かで二麩かのりは〇およつ、〇るゆ。 意字を 作味要 っ【て段約■くわ落をれしん、掲らか■形載なか。■ら式し■段まわし落し■ごたへ】と。の場 面 Ⅱ要約庭の桜を切ったときからの二十年をもう一度生きる︒ご結 末    

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