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沛公が鴻門の項王の陣営にやって来るのに「百余騎」(五三・1)だけであったのはなぜか、説明してみよう。読解答解説項王に謝す沛公の言葉「臣与……与臣有2)には、沛公のどのようなもくろみが隠されているか、話し● 。」(五三・学習の手合っ引てきみよう。読● 。」(五四・2)を、わか❷ 否定形・反語形▼「不然、籍何以至此。」(五四・4)を、書き下し文に改めてみよう。知解答受身形▼「若属皆且為五・2)を、わかりやすく現代語訳し樊噲に対する項王の問いかけに、樊噲が答えずに張良が「沛公之参乗樊噲者也。」(五六・8)と答えたことは、この場においてどのような効果があったと考えられるか、説明してみよう。読解答虜。」(五㈠沛公、項王に見ゆ学習の手引き㈠句形㈡樊噲、頭髪上指す学習の手引き鴻門之会解説使役形▼「今者、有小人之言、令将軍将❶ ❸ 所    所  軍与臣有りやすく現代語訳してみよう。知・読解答教科書(五三〜六三)自意、■(五四・1)とい小人之言、■(五四・史伝Ⅱ 【評価の観点】  知︙知識・技能話︙話す・聞く能力書︙書く能力主︙主体的に学習に取り組む態度読︙読む能力沛公が多くの軍勢を引き連れて鴻門にやって来れば戦う意思ありと項王に見られ、二、三十騎と少なければ途中の道中 が不用心。■百余騎■とは項王に警戒感を持たせず、不慮の事故に対応できる絶妙な数といえる。生徒に、沛公と項王の大軍が対峙している一触即発の状況を思い描かせることがポイント。これを基に、数千騎だったらどうなる、●公とわずかな供回りだけだったらどんな危険がある、と聞いてゆけばよい。◆◆◆点。二指点目導はの、自際らのの陣手営がに項か王りと自と分なる訳なよのうだが留、意後半い部た分をし■ま将軍しとた私と。を との仲を裂こうとする者がいることをつかみながらもその者の名前がわからないので鎌をかけてその者の名前を聞き出す 点。どちらのもくろみも沛公の細心で老獪な話術によって成り立っている。一点目は■不う言葉がポイント。この言葉から沛公の心の中の真意を読み取らなければならない。二点目は■有2)という言葉がポイント。この言葉から沛公の情報収集能力と、敵と通じる者は早いうちに処分してしまおうとする現 実的な実務能力を読み取らなければならない。場合によってはこの二つの言葉を ヒントとして与えてもよい。今、つまらぬ者の中傷があり、将軍に仲たがいさせようとしています。■としたほうがわかりやすい日本語訳になる。誰がそのようにさせたのかということは省略されているが、■有(五四・2)から、明示しなくともおのずと■小人■であることがわかる。◆◆◆然らずんば、籍何を以て此に至らん。解否句形 「句形」の設問に関説定する解答と、関連する学形■習項目を示しました。不然■は、ここでは■しかラずンバ■と読んで、■そうでなければ■という接続詞として用いている。■不■は助動詞なので書き下し文では■ず■と平仮 名表記にする。■何以…■は■どうして…だろうか、いや、…ない。■という反語形。った張良が、すかさず丁寧な言い方で◆◆◆再読文字■且■は、■…しようとする■と訳すことが多いが、ここでは文脈から■…なるだろう■(客観的判断を示す)意ととって訳した。小人之言、■ ■為虜■は、■AにBされる■という意の受身形■為A所B■(AノB[スル]ところトなル)のAが省略された形。ここでは■沛公■がAになる。樊噲に答えさせれば一触即発の場がさらに緊迫したものになる。それを見て取■沛公の参乗で樊噲という者です■と代弁したことは、場を冷まし、沛公側の危険を弱めるのに大きな効果があったと考え発展 2読解 1読解 1る秦さ解二にのず答も点都項「る教はか指に王学か入に摘解材、でわっ野習説にねきてら心のずる次ををおら、。の悟手示けいそ一政ら引れ点権れしる・き目ををなまお準握おいは」の、るくよしお備びい野う解たむ物にち心にも早がす。答ね・あ出るく特例の手 と到に順私に解解■Bと答、達新・A説さ仲のヲ目し評解せたよシがるう標く価答テい■にBとを設規さのな[意せりセ導なけ準よな、]くるたなしのうむムでとろた「言ど■し、んのめ語活をて忠そ使い実れの活動詳役にまが形」動しポ訳す正。せ■。確)のくイAばなンに設示 トつ問しに解解さそてとい(、答説れなみて各ごなてたよしのうま一。う族知はだ・ろみ読うな。(沛公の)とりこ64

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