探求 古典探究 付属教材・資料見本
61/84

五五ページ 不       為 8 9 以示之者三 ■三■は実際の回数も表すが、項荘 人不1 2 2 3 5 鴻門之会9   「玉玦」を挙げるという動作には、范増のどういう気持ちが表れているか。史伝Ⅱ授業展開例項伯の行動とその理由についてまとめる︒⑴かつて命を救ってくれた張良への恩返しのため。(当時の■俠■■■■という一種の倫理観による行動。)項王と●公を和解させ、●公を無事に帰すことを自らの責任と意識しているから。が疑われることになり、身の危険もあるから。した●公にも個人的に好意を持ってしまったから。られ、項王に疎んぜられた。参謀を退いての帰郷の途上、背中にできた疽■■(悪性の腫れ物)がもとで客死している。?〜前一六九。字は子房。戦国時代の韓の貴族の出身で、祖父と父は韓の五代の君主に大臣として仕えた。秦によって韓が滅ぼされてからは、秦への報復を期し、家財をなげうって力士を雇い、始皇帝暗殺を計画するが失敗に終わる。姓名を変えて身を隠したが、陳勝・呉広の乱に呼応して、従者百余人とともに●公に従った。智謀の軍師として、蕭何・韓信と並ぶ漢の高祖の三傑に数えられる。■史記■の■留侯世家■は、留侯に封じられた張良の伝。張良だけが■坐■ではなく■侍■となっている。■侍■は上位者の側に仕えることで、●公の陪席者として控えていることを示す。なお、この場に張良がいることは項伯の行動を左右する重要な意味を持っていたと考えられる。数 何度も。■数■は動詞として■かぞフ■■せム■(責める)、名詞で■かず■(物のかず・方法・はかりごと・さだめ)などの意となる。それが一回だけではないことを示す表現としても用いられる。項荘を呼んだところに、范増の計算があったともいえるだろ一う時。い限とごこのと項の荘授業音展楽開の意例とをする、説原もあ則る見。■開たのきシ二ミ■ペと読ーむジ場が●公を殺してしまったのでであ見ればや、す項王くも示厳しま合しはた、音。楽発も含問め例た宴や席板での書余例興・を慰豊みの富意に。しい刑に処しにくいのではな示いしだろてうおか、りと、の実際3 の請ご以授剣舞 業のここイはメ文末ーがジ■未を然描形+きンや■なすの判断が働いたか。君主は人柄としてむごいこい紙面構成となっでて■いどうまかす…さ。せてください■の意。  とができない、の意。■為と読み、■人柄・生まれつき・性質■の意。実際には、項王はこれまでに残忍と思われるようなことを何回も行っており、■項羽本紀■でもそのような場面が如実に描かれている。ここでは、項王の戦闘力のみに頼る人間的な甘さを遠回しに言った言葉といえよう。シ■■しク■などの意味を持つ多義語。また■なんぢ■と読む語は■若■のほかに■而・爾・汝・女■などがある。ともに整理しておきたい。因 ここでは■剣舞に事寄せて■の意。そうしなければ。そうでなければ。■不然■(五四・4)と同様、否定形の仮定条件を表す。(→「㈠句形2」)トす■)は、■…しようとする■のほかに、この部分のように■…だろう■(客観的判断発問例 読解のポイント)のを押さえられる発問と、意にその解答を示しました。もなる。■為所…■は受身を表し、■為A所B■(■AノBスルところトなル■)のAが省略された形。ここではAは●公と考えられる。全体では■そなたの一族はみな●公のとりこにされてしまうだろう。■となる。(→「㈠句形3」)得 (機会がなくて)…できない。教科書(五三〜六三)不者 若属皆且所虜 ■且■(■まさニ…[セ]ン軍中無以為楽 ■楽■は、■がく■と読んで人■は■ひとトなリ■▽范増は、かつては財貨を貪り美人を好んだ●公が咸陽を落としても財宝や婦女を奪わないのは、その志が小さくないことの証明と見抜き、今機会を逸すると項王は●公によって滅ぼされてしまうと、強く説得した。◆2  答 黙って動かない項王への、●公殺害を早く決断せよというもどかしい気持ち。▽項王は戦闘以外の駆け引きには重きを置かない人物といえる。曹無傷の名を●公に告げたことからも察せられるように、戦場外では甘い。宴席での范増のこだわりとは対照的である。4 *    問答  項項荘荘のの剣剣舞舞のに意対図しが項●伯公は暗ど殺のによあうるにこ行と動をし察たしか、。自らも剣舞を行い●公を守るとともに、張良を救った。▽さまざまな思惑が交錯した緊張の場面である。項伯が●公を守ろうとした理由については、全体の状況から次のように考えられる。⑵この■鴻門之会■を取り持ったのが項伯自身であり、⑶もし、●公がこの場で殺されることがあれば、自分⑷前夜の●公との会見において、義兄弟の契りを交わ10  君王為10  出召59忍 8  張良西向侍 8  張良 10  若 ■若■は■なんぢ■のほかに■ごとシ■■も

元のページ  ../index.html#61

このブックを見る