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五四ページ西北南東 五四ページ5 6 6 項王・項伯……張良西向侍 板書例教科書(五四・5~五五・5)会見の場での各人物の座席の配置は、どのように授業展開例 (発問と解説)語句と文法の解説㈠沛公、項王に見ゆ②鴻門之会6 6 7 教科書(五三〜六三)項王の叔父。名は纏■■。かつて人を殺し、張良にかくまわれて助かったことがある。その恩義に報いるために、この前夜、項王の陣営から馬を飛ばして項王が●公を討とうとしていることを張良に知らせ、逃亡するよう勧めた。張良が自分だけ逃げるのは不義であるとして、●公に事情を告げると、●公は項伯と会って項王へのとりなしを懇願し、鴻門での会見が実現することになった。父に次いで尊敬する人。■項羽本紀■では、■鴻門之会■の記述あたりから范増を■亜父■と称する。次の■亜父とは范増なり。■によって、この場における范増の重要性が大きく浮かび上がるような表現になっている。み、主格を提示する。事物や人物などの意と混同しないように注意する。前二七五〜前二〇四。居■■●■■(今の安■省巣県の東北)の人。七十歳で項梁のもとを訪ね、民間で牧羊をしていた懐王の擁立を説いて認められた。後に、●公側についた陳平の離間策によって、●公に通じているとの疑いをかけ●復習のポイント 「要約」と前時限の「授業展開例」参照。●展開のポイント6   なっているか。*    問答  范項増王はに項目王くばに対せししど玉の玦よをう持にち行上動げしてた合か図。を送り、*  問 項王の反応を見た范増が、次に行ったのはどのようなことか。史伝Ⅱ入り口1 2 場人物の座席の位置を確認する︒◆1  答 「板書例」「語句と文法の解説」参照。3 ●公を殺す決断を下させようとした。  答 項王が行動しないので、項王のいとこの項荘を呼び、剣舞にかこつけて●公を撃つことを命じた。▽項王の人間的な甘さを見抜いていた、老獪な軍師范増の的確な判断。後の■豎子(小僧め)■(六二・9)の言葉を導く伏線となる行動である。前半のあらすじを確認する︒後半︵五四・5~︶の語句の確認と現代語訳をし︑登范増の思惑についてまとめる︒因 そこで。以上のことがもとで、以事下項のこについ明目てら的のかでにあ解しっ説、た項。を王掲の怒載りしを鎮まめしるこたと。が第一のとが起こるという気持ちを表す。飲 酒宴をする。配置は次のとおり。  天子になることを■南面■、臣下として仕えるきを尊位と見て、東向きをそれに次ぐ位置とし、北向きを下位とするのが一般的である。ただし、■史記■には東向きを最上位とする例が多い。ここでは、項王と項伯の位置が問題になるが、南面する側に近い位置に項王が座るのが妥当であ各人物の座席の語句と文法の解説立場をはっきりと示したが、●公の側もそれを読み取りの当う然えのこでと重とし要てと受けな入るれた語。句恭順やの文気持法ちを項伯 亜父 亜父者范増也 ■者■は、■は■■ものハ■と読亜父項王張良項伯沛公587  范増 るこ。とこをの■宴北席面に■おとい称てす、る項が王、は太自陽分に板書例 実際の板書と向相かにお役立ていただけ手うる例を示しました。と南の向

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