探求 古典探究 付属教材・資料見本
52/84

比較で深める(配当1時間) ●構成展開図▼読む 「鴻門之会」㈠~㈤の中で用いられる比喩的な表現を指摘し、その意味と表現上の活効果動とを確認してみよう。〈ねらい〉「留侯論・范増論︹文章軌範︺」 ↓本指導書一六六ページ㈠沛公、項王に見ゆ(五三・1~五五・5)㈡樊噲、頭髪上指す(五六・1~五七・2)㈢臣死すら且つ避けず(五八・1~五九・2)修辞法として重要な比喩的な表現がどのような仕掛けによって︑いかなる効果を上げているのか新をし理く解す設るけ︒ ↓た本指「導活書動六五」ペのージ設問とそのねら㈠沛公、項王に見ゆ㈡樊噲、頭髪上指す(「活動」の詳しい進め方は、「学習の手引き」の項で解説しています。)い、目安となる配当時間を示しました。授業計画の策定にお役立ていただけます。●要約2 本文研究鴻門之会教科書(五三〜六三)史伝Ⅱ●公、百余騎で鴻門へ(函谷関を閉ざして項王の進軍を阻んだことを謝り、釈明するため)               即日、宴会となる(鴻門之会)…范増は、●公を殺すよう項王に合図。                                                 ところが、項伯も舞い、身をもって●公を守ったため、項荘は撃つ機会を得られなかった。危険な状況を切り抜けようと、張良は宴席を離れ、樊噲にこの状況を話す。   2本文研究…本文をさまざまな角度から分析・解説しました。る。その後宴席が設けられ、酒宴に乗じて●公を暗殺しよう曹無傷によって項王側に伝えられてしまった。しかし、項王は動かず。項荘に剣舞をさせ、●公を斬り殺すように指示。●公は百騎余りで鴻門に陣する項王のもとに赴き、項王に敵対する意志のないことを告げて陳謝し、項王もそれを認めとする范増の思惑と、それを阻止しようとする者との間で、際どい剣舞が行われる。危険を察した張良が宴席を離れ、樊噲にこの状況を告げると、樊噲は力ずくで宴席に入り込み、項王を激しくにらみつける。項王は一瞬緊張したものの、樊噲を「壮士」と認め、酒と肉を与える。樊噲は、それを豪快に平らげる。樊噲は、秦王の過酷な政治が天下の人々の支持を失い、秦討伐の命が下されたこと、その際諸将に、先に咸陽に入った者を王とすると約束したことに触れ、それでも●公が秦の宮室を封閉して、項王の到着を待っていたことは、項王に対する●公の恭順の気持ちの表れであると弁護する。項王も、樊    読み比べ教材 読み比べ教材があるものには、指導資料における掲載ページを示しています。活動標準1時間 50

元のページ  ../index.html#52

このブックを見る