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・ 「男」の妻は「をば」を嫌っており︑「男」            四八ページ四八ページ四九ページ 「大和物語」と「俊頼髄脳」の相違点を﹇相違点﹈「大和物語」・「をば」は「男」を育てた︒に捨ててくるように意見したため︑「男」はありがたい法会があると「をば」をだまして山へ捨てに行った︒・日時の設定はない︒ ・歌を詠んだのは「男」︒・「男」が「をば」を連れて帰ってくる︒・山の名の由来に触れていない︒「俊頼髄脳」・「をば」は「姪」を育てた︒解説を示しました。設問を解くことで二つの古文3発展…発展的な位置づけとなる解説や資料を豊富に掲げました。深める手がかり敬語一覧(敬意の方向)図版説明3発展比較で深めるまとめ、その相違点がどのようなところから生じているのか、考えてみよう。読解答夜もすがら月を見て、な「がめ深けめる歌る手がかり教」科の書解(四答八〜例四と九)、解答を導くための日記解説物語と冠の巾子冠着山(姨捨山) 【評価の観点】  知︙知識・技能話︙話す・聞く能力書︙書く能力主︙主体的に学習に取り組む態度読︙読む能力深める手がかり・ 「をば」を連れて帰ることが明記されて・ 「わが心︙︙」の歌が詠み人知らずの歌・ 「俊頼頭脳」が「大和物語」を参考とせ・ば 男は」登を場山のせへ関ず捨︑て係「に姪を行」くがよ︒養り詳母しで深いあく理る「由理をは解 でよいこきだのまろ相う違す︒が。いずれから生じたかは難し書かれていない︒・八月十五夜︑と日時が設定︒・歌を詠んだのは「をば」︒いない︒・山の名の由来に触れる︒﹇相違点が生じた理由﹈で詞書がないため︑さまざまな解釈が可能であり︑「俊頼頭脳」と「大和物語」︑それぞれの作者の意向が反映したため︒ず︑伝承をもとにして記述したため︒両者にはいくつかの相違点があるので︑からじかに「大和物語」あるいは「俊頼いずれもきちんと現代語訳を行ってから対比をさせ︑「板書例」のような形式でまとめるとわかりやすい︒なお︑時間がなくて一方の文章しか読めない場合は︑現代語訳のプリントなどを用意しておくとい問題だが自由に話し合わせたい︒前提としてあるのは︑「わが心︙︙」の歌が詠み人知らずで︑詞書がない歌ということ である︒一般に︑歌の作者が明示され︑詞書があれば︑限定的な解釈がなされよう︒しかしそうでない場合は︑さまざまな解釈を許容するものであるといえる︒つまり︑詠み人知らずの歌ならば︑後の作者は︑自らの意向をうまく反映させて解釈することが可能であるということでの重点の置き方が異なったために︑解釈の違い︑すなわち両作品の相違点が生じ髄脳」に結びついたのではなく︑その間 には「古今和歌集」から派生した和歌やを踏まえて両作品が作られていることを 付言しておきたい︒ージ「古典世界ワイドビュー 知らず」を読むことで生徒の理解を促したい︒係にななつおかい︑な「てか大は意和︑見「物敬語一覧(敬意のが鑑語出方向) 本文中の賞」なと」をすべての敬語(動い「参場俊詞・助動詞)につ照合頼いて、種類や敬意しは髄て︑脳の方向を示していい四」ます。たの九だ関ペきたい︒申し 謙譲・動詞︵ただし謙譲の意識はなく︑丁寧語化した表現︶︒風俗博物館提供アマナイメージズ提供②詠み人物あ心た語る︙と︑︒︙考あこ」えるこのらいで歌れははにる民「つ︒間古いも伝今てち承和︑ろが歌そん図版説明 本文に付して掲「あ集れ古載した図版について、解説り」ぞ今︑のれを掲げました。和そ「の歌れわ作集らが者」8 42

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