*二八六ページ*二〇二ページ❶わ代名 心 ❷こ代名 歌 姨捨山 年ごろ 一人、山 姨捨山 比較で深める 夜もすがら月を見て、ながめける歌更さら級しな 信しなの濃 巾こ子じ 国 山 母 八月十五夜 頂 ❽冠かり ぶ姨捨山 更級 郡 をば、年 ❻そ代名 後、こ代名 さき かぶり山 に格 助︵ 場 所︶照ラ四る ・体月 の格 助︵ 体 修︶の格、 助︵ 主格 ︶を格 助︵ 対 象︶の格 助︵ 同 格︶老ヤ上い 二・ 用●形隈くまクな・用く 明形クか・用かり け過去る ・体に格、 助︵ 時間 ︶て接、 助︵ 単純 ︶逃ガ下げ 二・ 用て接 助︵ 単 純︶帰ラ四り ・用 て接、 助︵ 単純 ︶夜副もすがら の格 助︵ 体 修︶の格 助︵ 体 修︶の格 助︵ 体 修︶は係、 助︵ 区別 ︶似ナ 上 一・ 用た存続る ・体と格 助︵ 引 用︶姪めひ の実態︑の順に記述され︑このうち最後の教歌材語をの基作底者お虚構よとび歌心出・典連歌にのつ表現い・て歌語のの解疑問説な、どを作具品体的のに構に置いての︑その意味と表現の実態説明が成全や体の内約容三など述べを︑掲最後載にし詠ままれしたた和歌。と教︑そ材のの発背想の景基をたる確説認分の二を占め︑異名・季語・歌語などの由す来る・表こ現とので、話・学伝習承なのど導の記入述なで終どわにっておい役る︒立ていただけ教科書(四八〜四九)ます。上段「品詞分解」では、主要な単語に、品詞・意味・活用形などを記しました。下段には「現代語訳」を掲げました。品詞分解2●本文研究振り仮名付き本文総覧に、すべて振り仮名を付した本文を示した。敬語一覧(敬意の方向)に、本文中のすべての敬語(動詞・助動詞)についてまとめた。●現代語訳物語と日記 書名・作者と成立・構成・内容しサ 変・ 用む形シつクか・用しかり こ代名 に完 了・ 用を格 助 ︵対 象︶見マ 上 一・ 用ば接、 助︵ 順 接確 定︶み形動そナかリ・に 用ぞ係 助 ︵強 意・ 係 ︶を格 助 ︵対 象︶ぞ係 助 ︵強 意・ 係 ︶か係 助 ︵疑 問 ・係 ︶↓ ︵省 ︶や間投。助︵詠嘆︶感じで︑整った編集ではない︒序・和歌の種類・歌病・歌人の範囲・和歌の効用・実作の種々相・歌題と詠み方・秀歌などの例・和歌の技法・歌語とその表現が格 助 ︵体 修︶慰ナ下め二か・用ね 見マ 上 一・ 用て接助︵単純︶の格 助 ︵体 修︶は係、 助︵ 区別 ︶と格 助 ︵引 用︶いハ四へ ・已る存 続・ 体て接、 助︵ 単純 ︶養ハ四ひ ・用け過去る ・体が接、 助︵ 逆接 ︶け過去れ ・已ば接、 助︵ 順 接確 定︶の格 助 ︵体 修︶を格 助 ・対 象け過去り・。 止❹た副だ て接 助 ︵単 純︶なマ下が二め ・用立ラ四ち・用帰り うマ下ち二な・用がめ て接 助 ︵単 純︶泣ラ変き・用をり と格 助 ︵引 用︶いハ四ふ ・体な断定り・。 止❼そ代名 申サ四し ・用け過去る・体。 ︵結 ︶つ完 了・ 止や間 投 助︵ 詠嘆 ︶の格 助︵ 体 修︶に格 助︵ 場 所︶あラ変る ・体な断定り・。 止❸昔、人 の格、 助︵ 間接 ︶ば係 助 ︵区 別︶すサ四か・用し のサ下ぼ二せ ・用の格 助 ︵体 修︶に格 助︵ 場 所︶ゐワ 上 一・ 用け過去る ・体歌 な断定り・。 止❺さ形動すナがリ・に用、お形クぼ・用つかなかり て接 助 ︵単 純︶聞カ四き ・用け過去れ ・已ば接、 助︵ 順 接確 定︶こ代名 け過去る・体︵。 結 ︶の格 助︵ 体 修︶の格 助 ︵体 修︶の格 助︵ 体 修︶や比況う・用に を格 助︵ 対 象︶に格、 助︵ 場所 ︶に格 助︵資格︶て接助︵、単純︶け過去れ ・已を格 助︵ 対 象品︶詞分似て解・い現ると代か語︵訳言われる︶︒と格 助︵ 引 用︶ ❶私の心を慰めることはできなくなってしまった︒更級の子 月 歌 山 古文入門姨捨山に照る月を見ていると︒❷この歌は︑信濃の国の更級の郡に︑姨捨山といった山があるのである︒❸昔︑ある︵女の︶人が︑姪を養女として︑長年養い育ててきたが︑︵姪は︶養母であるおばが︑年老いてきて︑世話をするのが厄介になってきたので︑八月十五夜の︑月が曇りなく明るかった時に︑この養母をだまして︵この山に︶登らせて︑︵自分は︶逃げて帰って来てしまった︒❹︵養母は︑︶たった一人︑山頂に座って︑一晩中月を見てもの思いにふけって︵詠んだ︶歌である︒❺︵姪は︑︶そうはしたものの心配になったので︑ひそかに︵山頂に︶立ち戻って︵耳を澄まして︶聞いていたところ︑︵養母は︶この歌を口ずさんで泣いて座っていた︒❻その後︑この山を姨捨山というのである︒❼それ以前は︑かぶり山と申した︒❽冠の巾子の形に︑母 月 39
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