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000虎321    6構成展開図 2● 本文研究*四角数字は形式段落番号博学才穎、若くして科挙に合格。性格は狷介であり、自負心が強い。無能な上司に仕えることを好まず、詩人として名を揚げようと辞職。文名は容易に揚がらず、生活に窮し、再び役人となる。自尊心を傷つけられ、焦りから発狂。■〜■ 虎となった李徴と旧友袁傪との出会い高官となった袁傪は、旅の途中で旧友に気づいた李徴は、身を翻し草むらに隠れる。忍び泣きながら、自分が虎となった経緯を語る。■・■ 虎と化した李徴の嘆き虎に化した事情闇の中から自分を招く声→声を追って走りだす→身体中に力が満ち満ちたような感じ→虎となっていた。=(人間存在の不確かさ)人間性と獣性の二つの人格を合わせ持つ■藤。2本文研究…本文をさまざまな角度から分析・解説しました。こにと揚をが嫌らうず。、有生名活詩に人窮をし目、指再しびて役官人職とをな辞るす。がし、 か文し名自は尊容心易をに襲われそうになる。官吏となった李徴は、自負心が強く、無能な上司に仕える傷つけられ、焦りから発狂に至る。高官となった袁傪は、旅の途中で虎と化した李徴に出くわす。 旧友に気づいた李徴は獣の身を恥じて、身を翻し草むらに隠れると、忍び泣きながら、自分が虎となった経緯を語る。■・■(四七・6~)虎と化した李徴と旧友袁傪の出会い。■・■(四八・5~)袁傪が虎と交わした会話。李徴は自分でも理解しかねる虎への変身を説明する。人間の心を保ちながら、しかも死ぬことさえできないという、人間性と獣性を合わせ持つ苦悩と孤独の心理的■藤を語り、完全に虎になってしまった方がしあわせだと語る。■・■(四九・2~)人心を持つ虎の苦悩と孤独の告白。産を破り心を狂わせてまで執着した詩を、 旧友袁傪に伝える。 その詩は立派なものではあったが、どこか微妙な点で欠けていることを袁傪は感じる。さらに李徴は、虎と化した現在の心境を即興の詩に詠む。■・■(五二・13~)李徴の自■。■・■(五三・4~)即興の詩を書き取らせる。●要約第一段落(四六・1~四七・5)■(四六・1~)李徴の人物像の紹介と発狂。第二段落(四七・6~四九・1)第三段落(四九・2~五一・15)第四段落(五一・16~五三・15)■(五一・16~)詩の記録を依頼する李徴。■(五二・7~)李徴が詠んだ詩の感想。■(五三・13~)夜明けの接近。第五段落(五四・1~五六・2)構成・要約山月記教科書(四六〜五八)小説Ⅰ小説Ⅰ小説Ⅱ■ 李徴の人物説明と、発狂に至る経緯意味段落             ■理由もわからずに生きていくのが、我々生き物のさだめだ■                                               展開Ⅰ(承)                     (李徴が化したもの)導入(起)     展開Ⅱ(転)

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