探求 文学国語 付属教材・資料見本
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●構成展開図 詩人=記号としての言葉を、実存的経験を媒介にしながら象徴へと新生させる者たち。コトバ=実存の言葉と象徴の言葉。*四角数字は形式段落番号■〜■ 「おもう」という営みの意味過去、現在、未来にわたり、意識的、無意識的に相手の心を忖度し、祈念する言葉。言葉は自由に扱えない。→人を傷つけることもあれば、闇に光をもたらすこともある。=       1      ■ 谷川俊太郎の詩■・■ 平易な表現で言葉と心の関係を歌い上げた詩・言葉は意識の壁を乗り越える。■〜■詩=消えゆくことを宿命とした言葉をかなたの世界からこの世界に引き戻そうとする試み。   世に詩人と呼ばれている人だけの営みではない。■〜■・ 人は同じ言葉を二度口にできない。 2本文研究…本文をさまざまな角度から分析・解説しました。らず、同じ言葉を二度と繰り返すことはできない。■ (三八・1~) 「おもう」という営みには複雑な構造がある。■ (三八・4~) 多くの漢字が「おもう」を意味する。■ (三八・6~ )多くの行為が「おもう」に包含される。■ (三八・9~) 「おもい」を正確に表現することはできない■ (三九・2~) 谷川俊太郎の詩「ことば」。■ (四〇・5~) 「ことば」という詩は平易な表現で言葉と心■ (四〇・7~) 人は同じ言葉を二度と繰り返すことはでき■ (四〇・13~) 詩は永遠とのつながりを真に求めるもので■ (四一・3~) 辞書に記載されている意味は、個々の人生■ (四一・6~) 詩人とは、記号としての言葉を、実存的経■ (四一・10~) 実存の言葉と象徴の言葉を「コトバ」と表■ (四一・14~) コトバには、言葉を超えた意味がある。 「おもう」という営みには複雑な構造があり、多くの漢字や行為が「おもう」を意味する。「おもい」を正確に表現することはできないし、人は自分が何を「おもって」いるのかを知し、人は自分が何を「おもって」いるのかを知らない。の関係を歌い上げている。ない。詩人とは、記号としての言葉を、実存的経験を媒介にしながら象徴へと新生させる者である。実存と象徴の言葉を「コトバ」と表記する。コトバには言葉を超えた世界がある。芸術や宗教にもそれぞれのコトバがある。ある。に裏打ちされたものではない。験を媒介にしながら象徴へと新生させる者である。記する。●要約第一段落(三八・1~四〇・12)第二段落(四〇・13~四二・14)構成・要約2本文研究もののふの心――言葉とコトバ教科書(三八〜四五)文学評論Ⅰ意味段落54展 開導 入

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