探求 文学国語 付属教材・資料見本
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四六ページ四七ページ四八ページ四九ページ ■山月記■のこの部分は原作にはなく、  ■手順a■の第二時限1を参照。すべて作者が書き加えたとこデジタル活用例 一人一台ろで端末におけるデジタル活用あ例を示しました。る。このように、原作にはない表現をあえて  1 端末上でワークシートに入力しても書き加えた作者のねらいについて考えさせ、まとめさせる。なお、課題への取り組み状況によって は、■これは■と思った作品を(生徒の許諾を得たうえで)参考例としてクラスに紹介する。にわかには信じがたい現実に遭遇した李徴の心の動揺が簡潔な表現から感じ取れるように翻案している。(四十七字)課題1を踏まえ、個別に次の課題2に取り組む。次に掲げるのは、■平家物語■より■木曽の最期■の一節である。  木曽殿はただ一騎、粟津の松原へたりけり。深■■田■ありとも知らずして、馬をざつと打ち入れたれば、馬の頭■■■も見えさりけり。あふれどもあふれども、打てども打てども働かず。 こば例駆れ■けをか手た例り順まにのaふ倣こ■がっとての、な、第正■る■二現■月に時代二、限の十薄■参考 ご指導に役立つ資料1作一■氷■を品日■や情報を「参考」として掲■は参と、張げました。照し入■■。てつ相■■四百字以内で書き直しなさい。    ■手順a■の第二時限1を参照。よい。活動の観察およびワークシートの内容で評価する。素材を深く読み取ることで、翻案によって自らが表現したいことをより明確にできている。素材の読み取りを通じて、翻案によって自らが表現したいことをおおむね明確にできている。素材の読み取りが不十分で、翻案によって自らが表現したいことを明確にできていない。翻案を行う中で、読み手の興味を引けるような文体や表現の工夫を随所に凝らしている。翻案を行う中で、読み手の興味を引けるような文体や表現を工夫している。翻案を行う中で、読み手の興味を引けるような文体や表現の工夫が不十分である。各課題の例文や■作品例■に、■実際の生徒作品による■として掲出した作品は重、要4語【・俗慣悪用】下表品現で劣悪なこと。・ 清水義範■日本文学全集■(平4・実業・ 紅野謙介■国語教育 ・ 幸田国広■国語教育は文学をどう扱っ■手順a■を実際に中堅公立校の■国語Ⅰ■および■現代文B■(いずれも旧課程)の授業で展開したときのものである。8【豊頰】美しくふっくらとした頰。そのときは、ほぼ全員が授業時間内に翻案作品を書き上げることができた。之日本社)混迷する改革■(令2・ちくま新書)てきたのか■(令3・大修館書店)かな知識を持っていること。また、その人。入れて、それ以上を望まないこと。(例)今回の試合では補欠に甘んじた。と見なして受け入れないこと。(例)他人に助けられるのを潔しとしない。たたない。間もない。(例)彼は余命いくばくもない。こと。えや行いを曲げて人に従うこと。(例)彼は節を屈して借金をした。(例)彼のことなど歯■にも掛けない。(例)このままおめおめと引き下がれない。(例)はからずも全員の意見が一致した。(例)あまりのうれしさに、覚えず駆けだした。忘れること。重要語・慣用表現山月記 〈作品例〉●デジタル(一人一台端末)活用例評価規準  (A・B・Cの三段階評価)①題材の設定A B C ②表現の工夫A B C 参考教科書(四六〜五八)小説Ⅰ小説Ⅰ小説Ⅱ6【焦燥】焦っていらいらすること。6【容貌】顔かたち。8【貧窮】貧しくて、生活にひどく困る9【*節を屈する】自分の信じていた考9【官吏】役人。4【捜索】探し求めること。6【勅命】皇帝の命令。7【*おめおめと】恥を知らないさま。8【畏怖】恐れおののくこと。9【*はからずも】思いがけないことに。7【*覚えず】思わず。7【無我夢中】あることに熱中して我を           課 題 〈指導上の留意点〉〈解答例〉2  〈指導上の留意点〉●本活動に関する参考図書1【博学】学問的知識の範囲が広く、豊2【*~に甘んず(じ)る】現状を受け2【*~を潔しとしない】恥ずべきこと3【*いくばくもない】それほど時間が本文の下段に示した重要語・慣用表現の意味をまとめ、慣用表現については例文も掲げました。1810【醜悪】(姿が)醜いこと。12【往年】過ぎた昔。14【驚懼】驚きおそれること。11【*歯牙にも掛けない】問題にしない。

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