探求 古典探究 ダイジェスト版
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 1い  1 説苑 八七ページ参照。「可忠乎。」(一七一・3)とあるが、斉侯がこのように言ったのは、「忠臣」のあり方をどのようなものと考えていたからか、説明してみよう。史伝 2 晏子の考える「忠臣」とはどのようなものか「政治や君主のあり方」は漢文における主要なテーマの一つで、す。三つの文章を学んだあとに、テーマに対して考えを深める説明ための「深める手がかり」を掲載しました。してみよう。 有リ上書シ請フ去ラテ テ バ  1テ テ 4       臣 り   謂  而   り                1  臣2レバ 死ス之ニ、是こ妄死為いント 2んヲ 佞ね臣し者。曰いク、「願ハクハ 3陽いつはリ 怒リ以も試ミ之こ、也な。畏レ威ヲ順したがフ 旨ニ者ハ佞さメテ 也な。諫い而不ル見れ従ハ、出 ク 2也ト。」 ハニ ル テ  5テ ヨ 4「執試理之 」道と理はを、固どくう守いるう。ことを指すか。1詐為 レテ 1上書 つテ 1れヲ3陽怒 訳うわべだけ怒ったふりをして。2佞臣 也ト。」5順旨 「偽り」の意。「と納か。善於君、」とは、臣下がどうするこ*忠臣之事*可偽り。「詐」も「為」もここでは其君何若。[疑問]謂忠乎。[反語]天子に意見を奉る。おもねりへつらう臣下。天子の命に従う。用ヰ、有リ難亡シ而送ラ之ヲ、是レ詐さ君ニ、而不ル能ハ与執リ理ヲ不ざ屈セ者ハ直也。故ニ忠臣ナ者ハ、能よ納い善ヲ於君陥ル難ニ者〔十八史略〕チタルヲ路みちニ 不ず拾ハ遺お政治と人間演 習172 レ 60 ル 

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