探求 古典探究 ダイジェスト版
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 1ヲ ラ い バ ル ハ 5        7    度    45リ      分           み    ン  う 蘇   2    3之の去ル善シ矣。不ず去ラ、羽必ズ殺サ増ヲ。独リかラバ なはチ べさキニヤ つテ 当ま以も何ノ事ヲ去ル。増勧ム羽ニ殺サれヲ ひニ 欲ス殺サ沛公ヲ、人臣之ルハ ント 乎か ト。」詩ニ曰ハク、「相みルニ テス ハ  6 9い 也。増曷なンバ レゾ 為す以テ此ヲ去ラ哉や。易え彼か ノ 8 ヅ 冠く軍ぐ時ニ也。わん んヲ テ ん ン ン 1蘇子 2増 ルモ コトヲ3羽 こニ 4易 不ざ6神 ルハ5幾 きニ7詩 8雨雪 ルハ られ9卿子冠軍 楚その将軍宋そ義ぎ(?~前維こ霰あト。」一つ。深める手がかり「鴻門之会」での范増の言動と「范増論」での指摘を踏まえて、楚軍の参謀としての范増の立ち居振る舞いの是非を話し合ってみよう。蘇軾自身のこと。范増。五四ページ注7参照。項羽。五三ページ注3参照。「易経」。占いの書。五経の一つ。兆し。前ぶれ。神業。「詩経」。中国最古の詩集。五経の降る雪。二〇七)。子曰ハク、「増増之去ルハ、当ニキ於イ羽ノ殺ス卿け子し也。羽之雨雪ヲ、先ま集マ〔文章軌範〕范 増 論 ノ 恨ム其そ不ル早カ耳のト。」然し則す沛は公こ、羽不聴カ。終つ以テ此こ失フ天下ヲ。当ニキ於イ是こ去ル耶か。うヲ曰ハク、「否ナト。」増之 ホ 殺サ、猶な有レ君タ人ニ之曰ハク、「知ル幾ヲ其レ神史伝Ⅱ「鴻門之会」との読み比べによって考えを深めるための「深める手がかり」を、各教材に掲載。両軍の参謀としての張良(留侯)・范増の違いについて考察します。4965 留侯論/范増論 レ 

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