探求 古典探究 ダイジェスト版
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   析  ん と ご5ずはまらな 古文解析解析②敬語敬語に注意して、本文を正確に読み解く。古 文 解析解析①紛らわしい語の識別に注意して、本文を正確に読み解く。更級日記 五五ページ参照。軒端。  5忍び音 文法学習②(古文解析)まとめ「頼めしを」の歌に込められた作者の気持ちと、 ③( 4心行の目内)に恋しくあはれなりと思ひつつ、目をかけて待ちわたるに、(5行目)その年もかへりぬ。(4行目)行目)「なほ頼め」の歌に込められた継母の気持ちは、継ま母はとの別れ〔更さ級し日記〕継母なりし人は、宮仕へせしが下りしなれば、思ひしにあらぬことどもなどありて、世1の中恨めしげにて、ほかに渡るとて五つばかりなる2児ちどもなどして、「あ3はれなりつる心のほどなむ、忘れむ世あるまじき。」など言ひて、梅の木の、つ4ま近くて、いと大きなるを、「これが花の咲かむ折は来むよ。」と言ひ置きて渡りぬるを、心の内に恋しくあはれなりと思ひつつ、忍5び音ねをのみ泣きて、そ6の年もかへりぬ。「いつしか、梅咲かなむ。来むとありしを、さ7やある。」と、目をかけて待ちわたるに、花もみな咲きぬれど、8音おもせず。思ひわびて花を折りてやる。頼めしをなほや待つべき霜枯れし梅をも春は忘れざりけりと言ひやりたれば、あはれなることども書きて、なほ頼め梅の立ち枝えは契9り置かぬ思ひのほかの人も訪とふなり地方官であった父に伴われ、上かさ総の国(現在の千葉県)に下った作者は、物語の世界に憧れを抱いたが、それは宮廷生活を知る継母からの影響が大きかった。父の任期が終わり、一家は都へ戻ることになったが、帰京後、継母は父との関係が悪くなり、離婚して家を出ることとなった。一〇二〇(寛か仁にん4)年。  7さやある 訳その言葉どおりに来てくれるかしら。  8音 「契り置く」で、前もって約束する。解析       321   ①②①③①次②「「「      のになな傍思いあ思あ継」むり線ひつはひは母の」」ししれのれな部識のののにかなほなり識識別違しりかり、あ別別いら梅つのつ人をぬ咲る人るは説こか心も心、(明となの訪の1せどむほふほ行よも。(どなど目。(なりな4)1む(む行9行、(、(目行目22)目)行行)目目))声を抑えて泣くこと。音信。古文解析古文解析132   4 ②①④「 ぬ契」りの置識か別ぬ思ひのほかの人も訪ふなり(9130Ⅰ部に「古文解析」単元を掲載。古文を正確に読み解くためのポイントを、400字前後の実践的な文章2編と設問を通じて学習することが可能です。ポイント紛らわしい語の識別に注意すること 識別16 6その年  9契り置かぬ  3あはれなりつる心 訳優しかった(あなたの)心。  4つま  1世の中恨めしげにて 訳夫婦仲が思うようにいかない様子で。  2児どもなどして 訳子どもたちを連れて。

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