探求 文学国語 ダイジェスト版
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   課 題 「こころ」(一七八ページ)を読んで、疑問に思ったことや考えたことなどを書き出し、それらについてグループで話し合ってみよう。また、そこで話し合ったことをクラスに紹介してみよう。読書会とは、一冊の本を集団で読み、その本の内容や魅力について意見を交換することで、読みの幅を広げ、読書体験を豊かにする活動である。ここでは「こころ」をグループで読み、そこで考えたことを紹介する表現活動を行う。とともに、ほかの人の考えからも学ぼうとする姿勢を持つ。いの意見を生かし合う。るのに有効な手段であることを理解する。② 作品を通読し、疑問に思った箇所、気になった表現な活動における発展的な項目には、段階的なステップを踏むどことで着実に取り組むことができるよう配慮しました。③ 書き出したものの中から一つ選び、やや大きめの付箋紙 イ アに対する応答例活動のプロセス4 ▼読む読書会をする作品を通読し、メモをとる①素材として使用する本や対象範囲を決める。 * 「こころ」であれば、教科書掲載範囲あるいは全編(文庫本などを入手したうえで)などが考えられる。を書き出す。にコメントを添えて書き込む(例  ア )。▼ 作品を的確に読み取り、それをもとに考えを深める▼ 話し合いの場面では、ほかの人の話をよく聞き、互▼ 意見交換や表現活動が、読みを深め、その幅を広げ小説Ⅴグループ読書を通じて「読み」の多様性を知る学習のねらい  1さびア 作品に対するコメント例        狩野 隆 「先生」の「淋しさ」とは自分が理解されないことの「淋しさ」ではないでしょうか。夫婦でもお互いの気持ちは必ずしもわかりあえないからです。       山田 陽子「私は淋しい人間です。」  (184ページ・上6行目) 「先生」の抱いていた「淋しさ」とは何なのか、気になります。21429

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