探求 論理国語・文学国語・古典探求 国語教科書のご案内
9/68

                            日髙敏隆今村仁司平野啓一郎中村雄二郎桑子敏雄鈴木宏子 「貫之は下手な歌よみ」か? [4220字]今福龍太東浩紀+〈知〉の深化 〈小説〉松浦寿輝+カフカ/多和田葉子(訳) 〔参考〕変身――冒頭部より若林幹夫河野哲也理 念や結論の共有ではなく、それらを探求する過程の共有こそが、現代宮原浩二郎 山崎正和前田愛 人間の領域 [2950字]市民社会化する家族 [4850字] 身体と出現 [3270字]言葉の〈意味〉と〈表徴〉 [2570字]霧の風景 [3250字]ファンタジー・ワールドの誕生 [3670字]ポストモダンと排除社会 [3160字]アノマロカリス [6030字]地図の想像力――ボードリヤールの寓話 [5200字]真理の探求と民主主義 [4290字]  変身に伴う快楽と恐れ――「山月記」を通じて淋しい人間 ――「こころ」を通じてベルリンの「内」と「外」 ――「舞姫」を通じて人間は「生きる論理」「生きる意味」を求めるが、人間の美学は戦争や環境問題をも引き起こしてきた。人間存在の根幹を問う評論。化石と人間の対比から死を発見した須山は、今を生きる「甘さ」に気づく――小説の読解を踏まえ、評論「人間の領域」の「人間が生きること――死と向き合うことから」というテーマの内容理解を深める。近代社会では市場経済の法則が家族の中にも持ち込まれるが、それにどう抗すべきか。歴史的視点から家族のあり方を考える評論。身体の変容は、新しい身体が受けとめられるべき新たな世界を出現させる――人間の身体と外界との関係、芸術の効用を考える評論。ザムザの意識と日常世界との関係は、ある朝に巨大な虫に「変身」して目覚めた後も、当初は人間的であり続けていたが――「変身」冒頭部を参考に、評論「身体と出現」の内容理解を深める。国語や文化の常態には、〈意味〉性の強いものと〈表徴〉性の強いものがある。シェークスピアや黙阿弥を例に言語の二面性を考察。闇と静寂の風景を喪失することは風景の危機だが、人間の危機でもある。人間と断絶した風景のつくりかえに警鐘を鳴らす評論。正岡子規は「古今和歌集」と撰者の紀貫之を痛罵したが、子規の感情や感性には「古今集」の余韻が残る――古典和歌の力を論じた評論。「未開文化」とは西欧の植民地主義の想像力が生みだした憧憬の対象でしかない。西欧の非西欧世界への認識の変遷を考察した評論。現代社会は、規律訓練型権力から環境管理型権力へという流れで捉えられる――情報技術の革新がもたらす社会の変化を論じた文章。社会を全体として見渡すとき、私たちは社会を一つの地図的空間として見る。空間認知の考察から「社会」の成立を考える評論。の私たちを結びつける絆である――民主主義の本質を問う評論。論文を読む (教材数3本 変身には恐怖や不安がつきものだが、そこには悦びや快楽も伴う――「山月記」などの作品を例に、「変身」の意味を考える。漱石の「こころ」で描かれる「淋しさ」は単純な孤独感ではなく、複雑で深刻な人間の内面状態を指す――「こころ」の世界の核心に迫る。ベルリンの都市空間の「内」と「外」、豊太郎の自意識と無意識。「舞姫」における、空間的な境界と意識の境界との関わりを論じる。評論解析A~C (教材数12本実用的な文章(教材数10本「書く」 (教材数5本境界をこえて (教材数3本近代を見つめる (教材数3本体験と思索(随想) (教材数2本筆者数2) →P23 筆者数3)筆者数12) →P14筆者数2) →P20筆者数3) →P19筆者数3) →P18筆者数2) →P1909

元のページ  ../index.html#9

このブックを見る