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地図 主な歌枕一覧!うら らじだえらの『小お倉ぐ百人一首』は鎌倉時代初めに歌人である藤ふ原わ定さ家いが撰せん定ていしました。定家の別荘があった地名から、このように呼ばれています。恋や秋首は公的な勅撰集ではなく個人の私撰集です。余情を重んじる定家の美の歌が多く、掛詞や序詞を用いた叙情歌が多く撰えばれています。百人一意識をもって編まれており、晩年の彼の理想が感じられます。百人一首が普及した端緒は室町時代にあります。当時は主に公く家げが和歌の伝統を担い、血縁・師弟間で伝授していましたが、百人一首を伝授された連歌師の宗そ祇ぎは百首に解説を加えます。その結果、百人一首は和遊ばれるようになった百人一首は、現代でも広く親しまれています。歌の入門書として位置づけられていきました。江戸時代にかるたとして  古典世界ビュー|⑥小倉百人一首古典常識・背景知識の習得▼百人一首に詠み込まれた歌枕を探してみよう。和歌と俳諧121 和歌小倉山の定家(下しも村むら観かん山ざん筆「小倉山」)47古典世界ビュー教科書121ページ教科書112ページ教科書紙面上の二次元コードを読み込むことで、学習の参考となるデジタル資料を見ることができます。本文を読解するのに役に立つ以下のテーマを理解することで、学習者にとって、古文世界をより身近に感じられるようになります。【①末世と災害】【②詠み人知らず】【③平安朝の女性と漢文】【④不本意な出家】【⑤垣間見】【⑥小倉百人一首】【⑦待つ女】作品から見えてくる当時の世界観を授業で体感できます。教科書207ページ教材の内容をより深く理解できるとともに、言語文化がどのように受け継がれてきたのかがわかるコラムを5本掲載しました。

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