探求 現代の国語/探求言語文化 付属教材・資料見本
76/115

教材に関する設問例を、「標準」「発展」の2レベルでご用意いたしました。データは〈一太郎・ワード・PDF〉の三つの形式でご用意しています。昔、男ありけり。女のえA得まじかりけるを、年をB経てよばひわたりけるを、からうじて盗み出でて、いと暗きにC来けり。芥川といふ川をD率て行きければ、草の上に置きたりける露を、「①かれは何ぞ。」となむ②男に問ひける。行く先多く、夜もE更けにければ、鬼ある所とも知らで、③神〔・a胡簶を負ひて戸口に居り。④はや夜も明けなむと思ひつつゐたりけるに、鬼はやひと口に食ひてけり。⑤「あなや。」と言ひけれど、神鳴る騒ぎに、⑥え聞かざりけり。やうやう夜も明けゆくに、見れば率てb来し女もなし。足ずりをして泣けどもかひなし。c白玉か何ぞと⑦人の問ひしとき露と答へて⑧消えなましものを二重傍線部a~cの読みをひらがな(現代仮名遣い)で答えよ。知知・・技技波線部A「得」、B「経」、C「来」、D「率」、E「更け」の基本形(終止形)を、それぞれひひららががななで答えよ。知知・・技技傍線部①「かれは何ぞ」から、女はどのような人であるとわかるか、その説明として最も適当なものを、次のア~オのうちから一つ選べ。読読むむ露など見たこともない身分の高い人。露など降りない温暖な国に育った人。露から運命を予知できる力のある人。傍線部②「男に問ひける」とあるが、後の「白玉か」の歌から考えると、男はこのときどう応対したと思われるか、最も適当なものを、次のア~オのうちから一つ選べ。読読むむ「露」と答えた。雷で聞こえなかった。傍線部③「神〔はめればよいか、最も適当なものを、次のア~オのうちから一つ選べ。知知・・技技だにアイウエオエアオイウオウアエイ傍線部④「はや夜も明けなむ」、⑤「『あなや。』と言ひけれど」、⑥「え聞かざりけり」、⑧「消えなましものを」の現代語訳として最も適当なものを、次のア~オのうちからそれぞれ一つずつ選べ。読読むむ標準問題〕いといみじう鳴り、雨もいたう降りければ、あばらなる倉に、女をば奥に押し入れて、男、弓「白玉」と答えた。何も返事をしなかった。〕いといみじう鳴り」の現代語訳が「雷までもとてもひどく鳴り」となるには、空欄にどのような語を当てさへすら露と知りながらとぼけて質問する人。露を風流とは解せない教養のない人。こそなむ知らないと言った。標準問題・発展問題(())50点)74*言語文化 評価問題(古文編)問問六六問問五五問問四四問問三三問問二二問問一一■■伊伊勢勢物物語語【【】】次次のの文文章章をを読読んんでで、、後後のの問問いいにに答答ええよよ。。(配点芥芥川川■■

元のページ  ../index.html#76

このブックを見る