探求 現代の国語 ダイジェスト版
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 はない異物とを区別する必要があ る。とになります。 内部モデルは蓄積され絶えず更新されます。その更新され蓄積されていく内部モデルこそ、その人の人生そのものということです。 外界、すなわち家族や社会、自然と関わり、その過程を通じて形成されるのが我であり、そのあらゆる外界との関わりの中で、脳の中に蓄積された内部モデルが人生ということです。 「 こ我れ③関をわデるカ、ルゆトえのに言我葉あにりな」ぞ―ら―え。て、私なりに言えばこうなります。 我なくして、思考あるいは認識することはできないが、その我は外界と関わることで作られる。関わ2つの評論を通し、見解の共通点や相違点をまとめる課題りに【見解を比べる】を掲げました。よっ大学入試改革に対応した、実践的な演習が可能です。て形作られるもの、それが我という存在なのです。 René Descartes (一五九六~一六五〇)。フランスの哲学者・数学者。 大脳の表面を「大脳皮質」といい、「ニューロン(neuron)」と呼ばれる神経細胞の薄い層が広がっている。   ルネ・デカルト3大脳皮質のニューロン 「免疫機能」は、自己の身体に入った異物を撃退する機能のこと。免疫が機能するには、自己と自己で    2015223 我関わる、ゆえに我あり37評論解析C(計4本)12免  疫機能として定義 される自己評 論 解 析評評論論解解析析CC――――見見解解をを比比べべるる

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