探求 言語文化 ダイジェスト版
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1* い**ど*し *も ** しけもく*いき53111か  8下野の国あそ沼2鴛3餌袋4尋常なる女房5わらは7いざや8真薦9ふつふつ古文入門鷹た使いの見た夢〔沙しや石せき集しふ〕▼巻頭9古文ジャンル解説「説話2」▼巻末4鳥瞰文学史本文スコープな夢を見て、その後どうなったのかに注意鷹し狩、り読でみ捕進1|巻頭・巻末への参照らめえてたみ小よ鳥うや。鷹の餌(今の栃木県佐野市) にあった沼。を入れる 柳もしくは竹製の籠。「さること」と は、どのようなことか。合って。6をか得た作品がいつの時代に成立したものるくこ水なのか、意識しながら学習すること訳訳と辺で、理解がより深まります。   さ 激。の あし湿(く地共や。寝水を中しによ自う生)。するイ 24くろやうした下野国安あ蘇そ郡安蘇郷おしどり。カモ目の水鳥。雌雄の女性が訳謙  し遜としやてか使なう女代。名詞。ぱたぱた。3|本文スコープ死後、極楽に往生して悟り訳  くちばしをくわえる1 下し時野つ、2の鴛を国のあ雄そを沼捕ととりいてふ、3所餌ゑに袋ぶ、に常入にれ殺て生帰をり好にみけ、り鷹。をそ使のひ夜けのる夢俗にあ、りま。こあとに尋4常なる女房、装し束ぞもやさしき体てなる、恨み深き*気け色しにて、さめざめと泣きて、「いかにうたてのわ5らはが夫をば殺させたまひたるぞ。」と言ふ。夢の中に「さることこそおぼえはべらね。」と言ふ。「たしかに今日召し捕りておはするものを。」と言ふ。か6たく論じければ、この女房、  日暮るればい7ざやと言ひしあそ沼の8真ま薦この上にひとりかも寝むと言ひて、ふ9つふつ飛びて帰るを見れば、鴛の雌なりけり。うちおどろきて、あさましくおぼえけるほどに、朝あ見れば、雄に10嘴は食ひ合はせて、雌の死にてありけるを見て、発心して永く殺生を止とめて、やがて入道になりて、11後ご世せ菩ぼ提だの勤行しけりとぞ承りし。あはれなる出家の因縁にこそ。11後世菩提10嘴食ひ合はせ て読解の際の指針となるように、手掛かりとなる着眼点を示しました。仲鷹が狩より いをこしとてでい知た「ら俗れ」るが。ど授業で扱う作品の文学史上の位置のづけや、該当ジャンルの概要が、別ようページで確認できます。102|時代ポインターネ科の植 物。

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