FACTBOOK Ⅰ&Ⅱ 英語教科書のご案内
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2 ⬇⬇4各Thinking Logically(TL)で学習するTipsTL1意見を 明確に示すOWe should extend our recess from 10 RIt’s because we need enough rest to 意見文の構成意見理由説明①E10 minutes of recess is too short to 説明②E具体例E例えば,次の文章の流れはどうでしょうか。 ①Cats are easy to take care of. ②I think cats make better pets than dogs. ③Cats exercise on their own and are happy to stay indoors. ④Cats don’t have to be walked. ①は意見というよりは理由であり,意見としては②のほうが適切です。その後に③や④といった説明や具体例が続きます。③はより具体的な例であり,④の説明を先にしたほうが読みやすくなります。つまり,「②→①→④→③」の順に並べるのが適切です。最後にSo cats are easier pets to have than dogs. といったまとめの文を加えるとさらに説得力が増します。家庭におけるフードロスの内訳食事として使用・提供されていたが,食べ残して廃棄101minutes to 15 minutes.study well.refresh us.Just extending the recess by five more minutes will energize us, and it will help us learn better.According to ABC News, students at XXX high school learned better when they had a longer recess. Background Information for Thinking食べ残し27%直接廃棄18%消費期限切れや賞味期限切れにより,食事として使用・提供せずにそのまま廃棄(出典:消費者庁による資料をもとに作成)反対の意見(反対側の視点)Students should study as long as possible.Unit 5 日本では年間643万トン(2016年)ものフードロスがあり,その約半分は家庭から発生しています。消費者である私たちが,むだな食品廃棄を減らす(reduce food waste)ためにできることは何でしょうか。家庭におけるフードロスのうち,約2割が消費期限(expiration date)切れや賞味期限(best-before date)切れのために使用されないまま直接廃棄されることによるものです。食べ物を買う際に,食べきれる量かどうか確認することが必要です。一度に大量の食品を買いすぎず,こまめに買い足すことも有効でしょう。また,家庭でのフードロスの約3割は,食べ残し(leftover)によるものです。食事の際,食べきれる量かどうかを見極め,作りすぎないようにするなどの対応が必要です。そして驚くべきことに,家庭でのフードロスの半分以上が過剰除去によるものです。野菜の皮を厚く剥きすぎてしまったり,まだ食べられる部分を使い道がないからといって捨てたりしていないでしょうか。野菜類を適切に切る(cut vegetables properly)ことが大切です。このように,少しの工夫で家庭から出るフードロスを減らすことができるかもしれません。余った食料(surplus food)をフードバンクに寄付する(donate)こともできます。食べられる部分まで過剰に除去して廃棄過剰除去55%Thinking Logically 3 What can we do to reduce food waste?TL3「具体例」や「説明」を適切に示すアウトプットを行うには豊富なインプットが不可欠です。教科書ではテーマの知識や考えるための観点,それらの表現のしかたなど,さまざまなインプットを用意しています。TL4つなぎ言葉を 工夫するTL5全体の流れと 構成を整えるOREOとは,O=Opinion(意見・主張),R=Reason(理由), E=Example/Explanation(具体例・説明),O=Opinionの頭文字を並べたものです。意見文は基本的にOREOの順序で構成します。Thinking Logicallyではこの構成を学ぶとともに, OREOそれぞれの適切な示し方を,例題を解いたり,詳しい解説やNG例を確認したりしながら身につけていきます。One more tip!読み手を説得するため,より強い理由を示すには,「反対の意見(Counter-argument)」を考えるのも有効です。それに対する「返答(Response)」が理由となるからです。ここでは理由を支持する説明や具体例を考える視点として,反対意見を踏まえ,「学習面でもプラス」になることを理由の根拠としています。Tip 3「具体例」や「説明」を適切に示すこれまで意見文の構成として示してきたOREOのEはExample「具体例」とExplanation「説明」の2つを意味します。どちらか一方でも文章は成り立ちますが,より論理性を持たせるためには両方あるといいでしょう。2つある場合,「説明」→「具体例」の順番で記述することが望ましいです。「理由」の後すぐに「具体例」をもってくることも可能ですが,複数の文で十分に「理由」を「説明」してから「具体例」をもってくると,より読み手を説得できる論理的な文章になります。各PartにあるThinking Logicallyのページでは,そのPartのテーマに関連した話題について,「論理的な意見文」を書く活動を用意しています(テーマについてはp.10を参照)。テーマについて考えたことのなかった生徒でも,教科書内に設けてある丁寧なステップを踏んでいくことで,自分の意見を論理的に述べられるようになります。TL2意見の「理由」を 適切に示すStep 1Background Information for Thinkingのコーナーで,テーマを考えるために必要な背景知識を得るStep 2Analyzing a Discussionのコーナーで,話し手の発言の意図や目的を確認しながら議論の流れを理解し,Graphic Organizerを用いて論点を整理する特色論理的な意見文を書く材料とする論理的な意見文の構成(OREO)を徹底的に学習豊富なインプットをもとに,自分の考えを整理丁寧なステップに沿って,論理的な意見文が書ける!

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