2021年度 桐原書店 高校国語 図書目録 デジタルカタログ
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1男女の会話古典常識房といったごく限られた人にしか顔を見せませんでしたか対面し、女の婿と認められるのです。結婚のお披露目という目の夜には「三み日か夜よの餠も」で祝いました。男は女の両親と通っていけば、結婚が成立したと見なされたようです。三日きく異なっています。貴族の女性は親・兄弟やお仕えする女ながら、恋から結婚に至るプロセスは現代と平安時代では大恋の熱い思いというものはいつの時代も変わらないといいいったこともたまにはありましたが)。男はお目当ての女にことで、これを「所と顕あし」といいました。でした(幸運な偶然から"深窓の令嬢"を「垣かい間ま見みる」とい」という噂うわさ(「音に聞く」)からはじまるしかありませんら、男の恋は「どこそこの屋敷には素敵な女性がいるらしめをします。男の身の程も愛情の深さもおよそ確かめたと紙をやり取りする中で、女房たちとも相談しながら男の品定れる人も見つけなくてはなりませんでした)。女のほうは手せっせと恋文を贈ります(そのためには恋文を取り次いでく目を忍ぶものですから、明るい昼間に行くわけではありませこでやっと男は女の家に「通ふ」ことになりますが、恋は人き、初めて女は色よい返事をします(もちろん和歌で)。そすると、すぐにしなければならないことがあります。「あななりませんでした。それが男女の逢おう瀬せの鉄則です。男は帰宅に過ごした男は、夜が明ける前には女のもとを去らなくてはん。暗くなるのを待って行くのです。そして、女と夜をとも歌を贈らなくてはいけなかったのです。この手紙を「後き朝ぎのなしではもう生きられそうもない」といった、愛情をこめたたと別れて今どんなにせつない思いをしているか」「あなたメージしてください。りますが、それは上のような場面をイもとを男が訪れ、会話を交わす場面があ 平安時代の随筆や物語などには、女のしに会話します。親や夫でもない限り、(↓P291)にいる女と御み簾す(↓P291)越 男は簀す子こ(↓P291)に座り、廂ひの間手に持った檜ひ扇お(衵あ扇お)(↓P289)や部屋の中には几き帳ち(↓P291)を置き、りません。当時の女性は、御簾を掛け、男が女の部屋に入って対面することはあ(姫君)である場合、女は奥の母も屋や(↓ また、男の話したい女が身分のある娘をあらわに見られないようにしました。着物の袖で顔を隠すなどして、自分の姿後朝 きぬぎぬ 男女が共と寝ねした翌朝女房を介して会話することになります。P291)にいるため、直接の会話はできず、と。恋懸想 けけさそうう 異性に思いをかけるこ女房 にによょううばぼうう 宮中または貴族の屋敷に仕える女性。部屋を与えられることが多い 恋愛と結婚した判断力をもっている様子をいいます感情に流されない、理性的でしっかりい」ということになるのです。させると、「利口ぶっている・こざかしが、その度が過ぎて他人に不快感を感じく)」がついてできた語です。 1の「まぶしい」という意味からの連「目ま」に「映はゆし(=美しく照り輝まっすぐ前を向けないような恥ずかしさ輝いていてプラスなのが2、まぶしくて想で覚えましょう。相手がまぶしいほどむけたくなるのが4です。が3、(悪い意味で)まぶしくて目をそ↓ ︵ 皹 戌 が 軞 い ていすばて︶らしい↓ ︵ 刎 を 叒 け な い怦ほずどか︶しい↓ ︵ 皯 を そ む け た く ないるほやどだ︶さかし〔賢し〕まばゆしころらはさしうぎょうこめうぎ      もの ぬぬみ 形容詞新版完全征服改訂版重読ん要で見古て覚文える単語315三訂版古文単語/古典常識古読ん文で攻見て略覚マえるスト〈常識・文法・和歌〉アイテム76合格古文単語380シク活用異こと人新々任ののも国あ守りもけ前れ任どの、国さ守かもし和き歌もをな詠かんるだべ。》し。(土佐・十二月二十六日) 2《かぐや姫を迎えに来た天てん人にんに対し、兵士たちは矢を射ようとしたがだ。▼ほかの人々の(和歌)もあったが、〔優れている〕ものはないようければ、(竹取・かぐや姫の昇天)手に力が入らなかった。》中に、心さかしき者、念じて射むとすれども、(矢は)外ほかざまへ行き▼(兵士の)中で、気の〔しっかりしている〕者が、がまんして射よ 3《うとするが、(矢は)ほかの方へ飛んで行ったので、できにならない。▼「(光源氏が自分のことを)〔こざかしい〕ようにお思いになるだろうか」と遠慮されて、(紫の上は)はっきりと申し上げることがおかばかしくもえ聞こえたまはず。(源氏・若菜下)ク活用に、▼(や花かけ山ざきん院い影んはを)ま明ばるゆいく(思月しの召)し光つをる〔ほまどぶにし、(く大〕鏡・お花思山い院)になったときよ。2いとまばゆきまでねびゆく、人(=光源氏)のかたちかな。(源氏・葵)▼ほんとうに〔(まぶしいほど)美しく〕成長していく、光源氏の姿 3髪(枕・宮にはじめてまゐりたるころ)の筋なども、なかなか昼よりも顕け証そうに見えて、まばゆけれど、▼(わたしの)髪の毛の筋なども、かえって昼間よりもはっきりと見 4上か《ん帝み達だかちどの部め・、上う桐きへり人び壺つとぼなのど更こうも衣いへあのいちな寵ょうく愛あい目ぶをりそはば、》めつつ、いとまばゆき人の御おえて、〔恥ずかしい〕が、いられない〕ほどのご寵愛である。ぼえなり。(源氏・桐壺)▼上達部や殿てん上じょう人びとなども困ったように目をそむけて、とても〔見てプラスとマイナスイメージ・程度のはなはだしさを表す2しっかりしている・気丈だ関さかしら(名詞)…利口ぶること・こざかしさ1賢い・優れている・巧みだ3利口ぶっている・こざかしい1まぶしい3きまり悪い・恥ずかしい4見ていられない・(目をそむけたいほど)いやだ語の性格に応じ、学習の要点を、イラストや図など最も効果的な手法でフレキシブルに解説。総語数は608語。付録では古典世界の最も重要な常識を解説、内容理解が深まるようアシスト。単語習得のための適切な解説とイラスト慣用句、和歌、文学史なども収録『読んで見て覚える 315』の姉妹編。古文の理解に欠古文を読み解く7つのテーマに入試頻出語を分類した実践的な単語集。下段には楽しく読める古典常識解説を配した。カバーを新調。かせない語彙・文法・古典常識の知識を、この一冊で有機的に習得。イラストやを中心とした文法編、修辞だけでなく図表が満載の常識編、識別テクニック解釈方法まで学べる和歌編で構成。重要古文単語223179281222(ひ光むか紫らる源げさきのん氏じ上うがえは)出さ家かをし考きえやてういにたやが思お、ぼ》さむとつつまれて、(紫の上は)は178古典常識(恋愛と結婚)2801さ1《文ふ」といいます。こうして、三日連続して男が女のもとにちひ2(まぶしいほど)美しい・立派だ・すばらしいまぶしい1435074-076121-835146-4●武田博幸・鞆森祥悟(著)●B6変判 304頁/税込定価902円(820円)◆ チェックシート、コピー用テスト(A・B各24回)、データダウンロード(前後例文データ〈エクセル〉、教科書対照表)、指導用データCD、テスト自動作成プログラム、学習アプリ1年2年3年受験1年2年3年受験1年2年3年受験●小池政幸・武田博幸(編著)●B6変判 288頁/税込定価880円(800円)◆コピー用テスト(24回)、 テスト自動作成プログラム●武田博幸・鞆森祥悟(著) ●B6変判 240頁/税込定価902円(820円) ◆チェックシート、コピー用テスト、データダウンロード(教科書対照表)、テスト自動作成プログラム、学習アプリ別例文データ●小テストから受験対策まで 役立つデータを収録!充実の指導用CD・例文前後文データ・読解力アップ長文問題・読解力アップ追加問題・単語・例文・現代語訳一覧・慣用句・常識語データ・長文問題データ・常識語索引一覧・別例文データ・コピー用テスト(回数別全4タイプ)※30部以上のご注文で1枚進呈いたします(1学年につき1枚)。

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