共通テスト 英語 リーディング 大問別・傾向と対策 (桐原書店オリジナル)
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1!headphonesorearphonesarenecessarywhenwatchingvideos"thelibraryisopenuntil9pm#thelibraryorientationhandoutsarewonderful$theStudyAreaisoftenempty■ 手順1  本文中の見出しや図表のタイトルにざっと目を通し,情報がどのように配置されているか,おおまかにつかむ。特に客観的な事実と個人の意見の区別に注意する。■ 手順2  問いの英文にざっと目を通し,何が問われているかをおおまかにつかむ。■ 手順3  前から順に問いを解いていく。問いの英文の意味を誤解しないよう注意すること。■ 手順4  この問いのように,位置関係を把握する必要があるときは,図でメモを取るなどして情報を● 本問はイギリス式の英語で書かれている。イギリスではground floorは1階を意味し,2階以上はfirst floor,second floorなどとなる。このような表現は場所を特定する問2に関わってくる。この問題を解くには支障はないものの,読み進んでいくうちに混乱しないように慣れておきたい。―10―(2110―10)Pick Up● 「factかopinionか」というタイプの問いは2年連続で出題されており,今後も出題される可能性が高い。選択肢を見ただけでもある程度は判断できるが,どのような問いであれ「本文の内容を理解した上で解く」のが基本なので,選択肢の形だけで答えを出そうとしてはならない。● この問題は5つの小問から成るが,それぞれの正解の根拠は,必ずしも本文の中で上から順に出ているわけではないし,1か所だけとも限らない。たとえば,問1では学生の3つめと5つめのコメント,本文の「図書館カード」と「コンピューターの利用」の欄,問2では本文の「コンピューターの利用」と「図書館オリエンテーション」の欄,というように複数の箇所に正解の根拠がある。必要な情報を文章全体から汲み取る力が求められていることを意識したい。問4Ifyouborrowedthreebookson2Augustandreturnedthemon10August,問5Onefactstatedbyapreviousstudentisthat10.9.youcould!borroweightmorebookson10August"borrowsevenmorebookson10August#notborrowanymorebooksbefore13August$notborrowanymorebooksbefore17August① ビデオを見るときはヘッドフォンかイヤホンが必要だ② 図書館は午後9時まで開館している③ 図書館のオリエンテーションの資料はすばらしい④ 自習室は空いていることが多い過去に参加した学生によって述べられている1つの事実は10ということである。整理することが大切。 共通テストでは,「fact(事実)かopinion(意見)か」を問う設問が出題されている。この種の問いを解く際の1つのコツとして,消去法がある。事実はどれかと問われたら意見を取り除き,意見はどれかと問われたら事実を取り除くのである。 この設問で使われている形容詞を見ると,③のwonderfulは主観的な意見なので排除できる。④のemptyを「空いている」と解釈すれば主観的な意見である。これを「誰もいない」とすれば事実かもしれないが,副詞のoften(しばしば)は主観的な判断だと言える。しかし,学生のコメントの2つめにThe Study Area can get really crowded.(自習室はとても混雑することがある)とあるので,いずれにしても間違いであるから排除できる。残る①と②はどちらも事実に思えるが,②の内容は学生のコメントではなく,図書館の案内として述べられているので排除できる。したがって,残りの①が正解となる。これは最後の学生のコメントに事実として述べられている。以上を図式にまとめると,次のようになる。 ① 事実=学生のコメントに一致するので○ ② 事実=図書館の説明文にあるので× ③ 意見なので× ④ 事実または意見⇔学生のコメントに反するので× これはopinion(意見)を問う設問でも同様で,意見を述べた文が選択肢にあっても,それに対応する記述が本文になかったり,まったく別の意見になっていたりする場合がある。解答のポイントここに気をつけよう

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