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4月のキーワード
◆不良債権
元本や利息の回収に見通しが立たず、金融機関にとっては、もはや収益を生まなくなった債権のこと。金融機関は不良債権により発生した損失分は預金扱いをすることで会計(償却)処理をしている。しかしこの方法で債権の償却を早めると損失金が多大になり、経営の根幹を揺るがしかねない。さらに、地価の下落で損失が拡大してしまうなどの理由により、金融機関はその処理に迅速な対応をとりかねているところもある。◆自己資本比率
企業の総資本にしめる自己資本の割合のことをいい、企業の財務状態の健全性を示す指標のひとつ。総資本とは、自己資本と他人資本(借入金や支払手形、買掛金などの負債)との合計で、自己資本の比率が高いことは、他人資本すなわち負債の少ないことを意味し、それだけ倒産の危険性が少ないことを示している。通常の企業では50%以上が正常といわれている。銀行の場合は、国際決済銀行(BIS)の自己資本比率規制で、国際業務を展開する銀行すべてに、8%以上を義務付けている。国内基準では、4%以上という規制がある。◆完全失業率
労働力人口に占める完全失業者の割合。毎月総務庁統計局が15歳以上を対象に「労働力調査」を実施している。労働力人口は、一国で所得を得るために労働している者と、労働しようとしながら仕事についていない者の総数のこと。このうち、就業者以外で仕事がなく、調査期間中に仕事を少しもしなかった者のうち、就業が可能でこれを希望し、かつ仕事を探していた者、および仕事があればすぐつける状態であって、過去に行った求職活動の結果を待っている者の比率を完全失業率という。◆控訴審
第1審の判決を不服として上級裁判所に対して行う上訴(判決の確定前にその取り消し・変更を上級裁判所に求める不服申し立て方法)のことを控訴という。民事訴訟事件では、第1審が地方裁判所の場合は高等裁判所、簡易裁判所の場合には地方裁判所が控訴裁判所となり、刑事訴訟事件では、第1審が地方裁判所、家庭裁判所または簡易裁判所の場合、いずれも高等裁判所が控訴裁判所となる。控訴裁判所で行われる審理が控訴審である。◆ビシー政府
1940年7月〜44年8月。中部フランスの町ビシーに設置された、ペタンを首班とする対独協力のファシスト的政権。ペタンは首相として40年6月対独降伏文書に調印し、7月には国家主席に任ぜられた。ビシー政府はフランスの南半分を統治し、北半分はドイツ軍が占領することとなった。ここにフランスの第三共和政は消滅した。ビシー政府は外見的には主権国家であったが、労働力や物資の調達など独軍への協力を強いられた。これに対し、ド=ゴールらはロンドンに亡命政府(自由フランス政府)を組織して対独抗戦を呼びかけ、やがてフランス国内にレジスタンス(抵抗運動)がおこった。◆キメラ
2個以上の受精卵に基づく体細胞からなる単一個体をキメラという。もとはギリシャ神話に登場する、頭がライオン、体がヒツジ、尾はヘビという伝説上の怪物のこと。マウスでは8〜12細胞周期の胚を取り出して接着させ仮親の子宮内で発生させてキメラマウスが作られるようになったほか、ヤギとヒツジ、ラットとマウスなど異種間キメラの作製も試みられている。◆パーキンソン病
中脳の黒質という部位にあるメラニン細胞の変性・萎縮と大脳基底核の病変により、ドーパミンという神経伝達物質が減少し、神経障害を生ずる。高年齢者に男女を問わずみられる。ふるえや、筋肉がこわばったり動かなくなるなどの症状が現れる。表情がなくなり、ついで身体が前傾し、歩行障害も見られる。副交感神経遮断剤やL−ドーパがよく効く。脳移植も試みられているが、成績はまだ不安定。
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