各Unitにはタスク前の導入として,Small Talk,Listen,Tips for Writing a “○○” Paragraphの3つの活動が設けられている。Small TalkおよびListenでは各Unitで扱うトピックについて,生徒の身近な生活場面と関連づけながら導入を行い,トピックに対する生徒の興味・関心を高めたり,そのトピックにおいて課題となっていることを確認したりすることで,この後の学びを深めることを目的として活動を行う。Tips for Writing a “○○” Paragraphは,論理的に適切な文章を書けるようにするために,英語のパラグラフに特有な文章構成を,パラグラフの型ごとに確認する活動である。以下にそれぞれの活動を詳しく説明する。9Unit全体が終了した際,それらのCan-Doに基づいて各自が学習の成果や課題を振り返ることができる。なお,生徒の実態は学校によりさまざまで,同じ活動を行う場合でも進め方がまったく同じということはありえない。そのため,ワークシート上に活動のヒントとなる情報を追加したり,教科書に記載されている以外の表現を追加したりするなどして,各学校の実情に応じて適宜ワークシートの修正を行ったうえで活用してほしい。FACTBOOK Iから登場してきた人物たちが,それぞれの未来について語っている音声を聞くことができる。生徒たちはこれまでの活動を振り返りながらそれぞれの成長を実感し,また自身の卒業と重なり,教員,生徒ともに涙なくしては聞くことができない場面となることであろう。教科書の巻末には参考資料等が付属されている。授業中の適切な場面で活用することができるように,ぜひ事前に内容を確認しておくとよいだろう。・How to Write a Multi-paragraph Essay複数(3つ)のパラグラフから成るエッセイの構成等について解説しているものである。より豊かな内容を伝えることができるようにするため,1つのパラグラフの内容を3つのパラグラフから成るエッセイへと展開することについて解説している。社会的なテーマについてさまざまな言語活動を行う際には,即興的に自分の考えを伝えるだけではなく,その根拠となる資料を活用することが必要な場面がある。教科書上に与えられた情報だけではなく,各自が資料を探したり利用したりする際の方法や注意事項がまとめられている。・How to Search for Evidence・Epilogue4-5. 事前準備4:教科書巻末参考資料(How to Write a Multi-paragraph Essay, How to Search for Evidence, Epilogue)5. タスク前に導入する活動
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