単元 ことに鑑み,言語活動に粘り強く取り組むことができている(「a」または「b」)場合は,振り返りの記述内容によって評価を変えることはしない。 4 「自己調整」を図ることができるようにするための指導 (1)単元等における指導例(複数単元をまとめて一つの単元として指導する場合を含む) 学期末 ■学習の開始時点:以下の視点から振り返りをさせる。 点視目標設定 これからの学習で,さらにできるようになりたいことは何ですか。 例)読んだことについて自分の考えを詳しく話せるようになりたい。 目標達成の自己目標を達成するために,何に努力したり意識したりすればよいですか。 ための工夫 例)仲間が使った表現を真似する。 「目標設定」では、単元における目標を設定させる。したがって、当該単元の終末に取り組む言語活動をある程度イメージさせることは有効な手立ての一つになり得る。 ■学習の途中段階:以下の指導を行う。 ・振り返りをペア等で読み合わせ,「目標設定のための工夫」について学び合わせる。 ・以下のような記述内容を紹介し考え方を広め,「がんばって話す」や「ちゃんと質問する」などの漠然とした目標しかもてない生徒の変容を促す。 (例)いつも同じ表現になってしまうので、友達が使っている表現を聞いて真似する。 相手が話したことについて質問するときは,Why?以外の質問をするようにする。 ・生徒同士が,言語活動で自己目標についてアドバイスし合う機会をもつ。 ■学習の終了及び学期末:[表1]の視点の他,以下の視点からの振り返りをさせる。 点視変容の自覚 変容の理由 これまでの学習でできるようになってきたことは何ですか。 なぜできるようになったと思いますか。 ※上表及び[表1]で示した視点を,生徒の実態等に応じて選択したり組み合わせた りして活用する。 - 81 -[表1] 例体具のけかい問 例体具のけかい問26第3編事例5
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