各UnitのWriteの活動後には,上のいずれかの話すことに関する活動が設定されている。すべてのUnitで設定された活動をこなすことは,授業時間や生徒の負担的にも厳しいことが考えられるため,各学校の年間を通じた指導計画や生徒の実態を踏まえ,柔軟に活動を設定してほしい。各活動を行う際には,Skillsのページにそれぞれ,Having a Formal Discussion,Having an Academic Debate,Making a Research Presentation,Making a Speechとして解説を掲載しているので,それらの内容を参考にしてほしい。②Write a Multi-paragraph Essay19の質や論理的なつながりを改善することを目的に,文をつなげたり再構成したり,表現を追加したり書き換えたりする活動を行う。Tip! に示された情報をもとにして改善した英文を書く形となっている。この活動を通して,より論理的で結束性の高い文章を書くことができるようになることを目指すものではあるが,各学校の実情はさまざまであることから,例えば改善された文章を教師が提示してポイントを確認するなど,生徒に無理のない範囲で活用するとよいだろう。ここでは本課で扱ったものとは異なるトピックを用いて,各Unitで学んだ型のパラグラフを書く活動を設定している。各Unitで確認したパラグラフの構成を踏まえ,活動に臨ませてほしい。その際,生徒の実情やトピックの難易度に応じて,準備時間をどの程度取るか,いっせいに同じ段階を踏んで書かせるのか,生徒が主体的に取り組むように生徒自身に任せて書かせるのかなどを教師は判断して,活動を進めていく必要があるだろう。アイデアを共有し,Key words and expressions for thinkingを確認してからWriteの活動と同じStep 1〜4を踏む場合には,付属のワークシートを活用すると,そのような流れで活動が行えるようになっている。ここでは語数を指定していないので,100語程度を目安にしつつ,60〜80語くらいで短くまとめさせたり,前述のWrite a Multi-paragraph Essayとつなげて150〜200語くらいで複数パラグラフを書かせたりする活動にしてもよいだろう。状況に応じてさまざまな形での活動形態が取れるため,適宜工夫して実践してほしい。①Presentation / Speech / Discussion / Debate2nd Stage(Unit 6〜10)で設定している活動で,Writeの活動で各自が書いたパラグラフを膨らませ,複数のパラグラフから成る文章を書くことを目指すものである。学校の状況に応じてこの活動を実施する際には,教科書巻末Appendixに掲載されているHow to Write a Multi-paragraph Essayの解説を参考にしてほしい。③Extra Writing7-6. Write以降の活動以下にWrite以降に設定している活動について解説する。8-1. 観点別学習状況の評価とCAN-DOリスト形式による到達目標の設定新課程では3つの資質・能力の柱に基づいて観点別学習状況の評価を行うこととなる。58. 活動の評価
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