FACTBOOK English Logic and Expression Ⅱ タスク指導の手引き
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SI⇒SP型偶数UnitPresentation (Retelling)[SP]SP⇒SI型使用Discussion[SI]学習Useful ExpressionsModel Discussion[SI]Useful ExpressionsAnalyzing a Presentation[SP]Speak Again[SI]Listen to a Presentation[SP]Speak Again[SP]Listen to a Discussion[SI]Speak More and Q&A[SP]Speak More[SI]5えて,相互の活動を足場としながらスパイラルに発表活動への支援をしている。このようなプロセスを重視する考えは,本教科書のライティング活動でも同様である。テーマ的なつながりを持つ一連の流れのスピーキングタスクを達成した後で,直接または間接的に関連する目的や状況を設けたライティングタスクに取り組むことで,思考の足場がかかった状態で,テーマについて異なる角度からさらに考えを深めていく。ライティングタスクは,FACTBOOK Iではまず1文で発信するタスクを行い,その後のタスクで3文,さらには5文以上へと段階的に内容を深めていったが,FACTBOOK IIでは,Writeでまずは掲示板でのやり取りの3文程度の発信から始め,その後のWrite MoreとWrite More+で,奇数Unitでは意見文,偶数Unitではメールや要望書などの多様な形式の作文を通して,段階的にまとまりのある内容を発信できるようにしていく。本教科書ではテーマごとに上記のような通常課(Unit)を2つ設け,その後でさらにテーマ的な学びを深めるためのThinking Logically の課(TL)を設定している。各TLではFACTBOOK Iで学んだ意見文のパラグラフライティングのコツ(Tips)から発展させて,「描写型(descriptive)」「問題解決型(problem/solution)」「原因・結果型(cause and effect)」「比較・対比型(compare and contrast)」といったさまざまな型のパラグラフライティングのコツを学び,最後に序論と結論を設けた「3パラグラフエッセイ(3-paragraph essay)」を書けるようにする。Writeからの足場がけとしては,登場人物たちが等身大の目線で内容についてチャットで議論するAnalyzing an Online Discussionやその内容を整理するGraphic Organizerの活動,また,関連する表現を紹介するUseful Expressionsなどの中間指導の材料も設けられている。Write Moreで5文以上を書いたものをベースとして,Write More+では書き直しによりさらに発展させていくが,Tips for Improvementのヒントをもとに具体的にモデルを改善していくプロセスが示されている。さらには,Even better! において,より高度な文を作れるようにするために,言語表現の質の改善や文をつなげて論理的なつながりを改善する活動も取り入れている。FACTBOOK IIのTLでは,各型のライティングを学ぶ中で,プロセスライティングの方法についても学んでいくことを意図している。各型で書かれた短いパラグラフ中にある論〈各UnitにおけるSpeak活動の「使用⇒学習⇒使用」及び「スキルフォーカス」の流れ〉ユニット奇数Unit使用学習使用

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