FACTBOOK English Logic and Expression Ⅱ タスク指導の手引き
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41細に伝えられたかで〔発表〕の評価を行うことができる。一方で,Unit 2のSpeakの〔発表〕の評価では,リテリング形式によるプレゼンテーションにおいて伝える内容を,取り組みの目的や背景(条件A)と具体的な仕組みや支援内容(条件B)に分けることで,同様の到達度の評価を行うことができる。また,Unit 2の後半のSpeak Moreでは,Listen to a Discussionのチャートを参照しつつ,自分の意見(条件A)と相手へのコメント(条件B)をどの程度詳細に伝えられたかで〔やり取り〕の評価を行うことができる。Speak More[Can-Do]健康の問題や健康のための習慣について長めの意見を述べることができる。Speak[Can-Do]飢餓を解決する方法について聞いた情報をもとに説明することができる。CSpeak More[Can-Do]飢餓を解決する方法について議論することができる。[2]条件B: 取り組みの具体例や利点について,Information Cardの内容をもとに,簡潔に説明している。[1]     取り組みの具体例や利点について,Information Cardの内容を適宜言い換えながら,より詳細に説明している。[2][1]     飢餓を解決する方法について,共有された情報や聞いた議論などを踏まえて,自分の考えをより詳細に述べている。[2]条件B:相手の意見に対して,簡潔にコメントを述べている。[1]    相手の意見に対して,適宜その内容に関する質問や補足を加えながら,より詳細にコメントを述べている。[2]評価タスク達成 条件A[2] B[2]条件A:トピックに関して自分が興味を持ったことを簡潔に述べている。[1]    トピックに関して自分が興味を持ったことをより詳細に述べている。[2]条件B:トピックに関する自分の考えを簡潔に述べている。[1]    トピックに関する自分の考えをより詳細に述べている。[2]評価タスク達成 条件A[2] B[2]条件A:取り組みの目的や背景について,Information Cardの内容をもとに,簡潔に説明している。[1]     取り組みの目的や背景について,Information Cardの内容を適宜言い換えながら,より詳細に説明している。評価タスク達成 条件A[2] B[2]条件A: 飢餓を解決する方法について,共有された情報や聞いた議論などを踏まえて,自分の考えを簡潔に述べている。Speakのタスク活動では,まずは「思考・判断・表現」の評価としてタスクの達成度を見取ることになるが,同時に下記のように言語面での評価をルーブリック(採点基準表)を立てて行うこともできる。本教科書では国際的な能力指標であるCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)に準拠してルーブリックを設定しており,Speak の〔やり取り〕の評価では「やり取り」と「即興性」の評価観点を立てている。議論の意見交換における意味のあるやり取りを重視するため,「正確さ」や「発音」の観点は含めていない。「やり取り」は主に「思考・判断・表現」に,「即興性」は「知識・技能」(技能)に関連しており,タスクを達成しようと工夫してやり取りを継続する姿から,「主体的に学習に取り組む態度」を見取る☆[4]☆[4]☆[4]SABCABSACBS◎[3]○[2]◎[3]○[2]◎[3]○[2]△[0-1]△[0-1]△[0-1]

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