FACTBOOK English Logic and Expression Ⅱ タスク指導の手引き
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①Hello, I’m working in Uganda as a local staff member of JICA. ②Today, I’ll talk about our efforts to help grow rice in Africa. ③Rice is eaten regularly in Africa, but much of it was imported in the past. ④So we decided to teach local farmers how to grow rice. ⑤First of all, we started supporting the development of a new kind of rice called NERICA, which produces large harvests even in dry areas. ⑥Since local people had no experience with rice farming, we had to teach them everything. ⑦Now they can grow enough NERICA not only to eat for themselves but also to make a living by selling it. ⑧We strongly believe supporting local agriculture is important to fight hunger.各Unitで扱うトピックの内容によってはすでに十分な背景知識が生徒自身に備わっており,Useful Expressionsで言語面の支援を行った後,すぐにSpeak Againに移ることができることも考えられる。その際は,Speak Againを行った後でAnalyzing a Presentationの内容を確認するなど,順序を入れ替えて指導を行うことも可能である。Useful Expressions1 Speak AgainAfter working on “Analyzing a Presentation”, explain each program to your partner again by referring to the expressions above. If possible, add your opinion to them. (“Analyzing a Presentation”に取り組んだ後で,上の表現を参考にしながら,プログラムについてもう一度パートナーに説明しましょう。可能なら,自分の意見を説明に加えましょう。) one meal.restaurant and order healthy food.grow rice.a new kind of rice called NERICA.Notes for your opinion:TABLE FOR TWO 導入 ① 問いかけ/② 概要  本文 ③ コンセプト/④ ⑤ ⑥ しくみ/⑦   結び ⑧ NERICA: New Rice for Africa 導入 ①自己紹介/②   本文 ③ 背景/④ ⑤ ⑥ 説明/⑦   結び ⑧ まとめ26コンセプトは私たちと子どもたちが 一つの食事をシェアすることです。(やらなければならないことは)TFTのパートナーのレストランに行って, 健康的な食べ物を注文するだけです。健康維持のためにそれらを 注文してみてください!彼らは現地の農家に米の育て方を 教えることを決めました。Fact B8Fact B6 1 The concept is that we and children share 2 All you have to do is (to) go to a TFT partner 3 Please try ordering them to stay healthy!Fact A4 4 They decided to teach local farmers how to Fact A3Fact A4 5 They started supporting the development of 彼らはNERICAという新種の米の 開発を支援し始めました。[Analyzing a Presentation] Read each presentation and fill in the blanks with the correct functions from the box below. After that, underline the expressions which make each presentation listener-friendly. (プレゼンテーションを読み,下のボックスから正しい機能を空所に入れましょう。その後,聞き手を配慮している表現に下線を引きましょう。)①Have you ever heard of “TABLE FOR TWO” or “TFT”? ②It’s a unique social action program to solve food imbalances in the world. ③The concept is that we in the developed world and children in the developing world share one meal. ④The system is very simple. ⑤All you have to do is go to a TFT partner restaurant and order healthy food. ⑥For each healthy meal, 20 yen is donated to provide one school lunch for a child. ⑦In short, you can improve your health and help children who are suffering from hunger at the same time. ⑧TFT’s dishes are low-calorie and vegetable-based, so please try ordering them to stay healthy! 成果  利点  話題提示  呼びかけ29を確認しながら各項目の中でそれぞれの文がどのような機能を果たしているか,空所補充を行いながら確認する。また,聞き手を配慮している表現に注目させることにより,自分が実際に話すときにもそのような表現を用いるなど,聞き手を意識したプレゼンテーションのスキルを身につけることもねらいとしている。そのため,ここで示されている発言の一つ一つを訳しながら確認していくといった,内容理解が中心となるような活動は避けておきたい。また,次のSpeak Againでは,ここで示されている内容をそのままの形ですべて伝えるのではなく,情報を自分でかみ砕き,それらに自分の解釈や意見などを付け加えながら伝えることができるようにする。そのため,ここでの活動がスクリプトの内容を丸々暗唱することを目的とするものにならないように注意したい。Speak Againではプレゼンテーションの内容をリテリングするだけではなく,可能なら自分の意見を説明に加えることも求めている。ただし,生徒にその指示を行っただけで実施させることは難しいため,例えば「まずは導入として何について話すか説明し,詳細を述べる際はAnalyzing a Presentationで確認した表現を借りながら伝える。そして自身の解釈や考えたことを伝える際には,例えばI thinkを強調するなどして自身の意見であることを明確にすることで,聞き手が理解しやすい説明となる」などの解説をすることにより,伝え方に関する支援を与える。意見の内容を考えるための支援については,例えばSpeakで伝えたRole AとBの内容について,考えを聞き出すための具体的な問いかけを教師がそれぞれの生徒にいくつか提示して,Speak Againが始まる前に各自が述べる意見を考えさせたり,奇数UnitのSpeak More and Q&Aのパートで行ったように,興味を持ったことやそれについてどう考えたかなどを話すように促したりすると,生徒も取り組みやすくなるだろう。再度リテリングに取り組むにあたり,自分の意見や感想を考えながら主体的に内容を理解することにより,リテリングで伝えたいメッセージの中核を強調し,よりわかりやすく伝8-9. Speak Again以上の活動を経た後,最後に行うSpeak Againでは,生徒はリテリングにもう一度取り組むこととなる。実際の活動に入る前に,1回目のリテリングで行った自身の発言を再度振り返り,表現できなかったことについてはUseful Expressionsを踏まえてどのように表現するか考えさせ,内容についてはAnalyzing a Presentationを踏まえ,伝えるべき情報や聞き手にとってわかりやすい伝え方の構成を工夫するなどの準備時間を与える。どの程度の準備時間を生徒に与えるかはタスクの難易度やトピック,生徒の様子を見ながら調整してほしい。

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