探求 論理国語 ダイジェスト版
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もつUじ「Uかわお5 一月から翌年一月まで、東京で開催された。(英語)。家電などの工ー 業製品や食器、パッケージなどのデザインを立案する人。九五六~。一九四九~。ス語)。芸術作品において、鑑賞者が途方に暮れるほど意外な組み合わせを行うこと。フランTHE OTLINE THE OTLINE」見えていない輪郭」展(二〇〇九年十月)を見に行っ展は、プ2ロダクト・デザイナー、3深ふ澤さ直な人と氏の作品を、カメラマ平ひら野の啓けい一いち郎ろう身体と出現評論Ⅱ以前に、「1たとき、私はふと、もし今この瞬間に人類が絶滅して、どこか遠くの星から来たエイリアンがこの展示を見たならば、彼(?)は、人間という生物の形をどんなふうに描出するだろうかと考えた。ンの4藤ふ井い保た氏が撮影した写真展で、会場には、プリントだけでなく、対象となった製品の実物も展示されていた。深澤氏の作品は、むだな装飾を排し、徹底した合理性をユーモラスに表現した造型で知られるが、藤井氏は、シチュエーションのデ5ペイズマン的な変化やライティングの工夫などによって、それらをいったん、意味や機能から剝ぎ取って、線や形、色、陰影といった要素へと還元し、提示するというアプローチを試みていた。私は、深澤氏の作品が好きなので、だいたい、どれがどの製品を写したものかは見当THE OUTLINE1「2プロダクト・デザイナproduct designer3深澤直人 4藤井保 dépaysement(5デペイズマン見えて〇い〇な九い(輪平郭成21」)展年 二十身体の変容は、新しい身体が受けとめられるべき新たな世界を出現させる―人間の身体と外界との関係、芸術の効用を考える評論です。2010評論Ⅱ 〈Ⅱ部〉274

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