ょう▼参考 巻末1「軍隊の組織・編制図」151 1「西部戦線異状なし」 Maria R2レマルクe marque3看護卒 4輸送船 レマルクの小説。第一次世界大戦に出征した十九歳の兵士とその戦友たちの生と死を描く。一九二九年収容所で足に合う靴を得た私は僚友刊の靴を地中に埋めたが、それはすぐに。持ち去られた―従軍時の深刻な「事実」を克明に描く小説です。(一八九八~一九七〇)。ドイツの小説家。負傷兵の看護を受け持つ兵士。衛生兵。「はわ、ざどとうらいしうい心感の情動」ときか。兵士・兵器などを戦地に送る船。Erich 「1西部戦線異状なし」の中に「ケンムリッヒの長ち靴か」という挿話がある。片足を失う輸4送船の退屈の中で、この話を私に思い出させてくれたのは、松本という僚友であっ運命にある僚友に向かって、その長靴をくれということによって、その運命を前もって告げてしまう兵士の心理を描いたものだが、レ2マルクはだいたい次のようにその兵士の行為を正当化している。「ミュツレルが同情がない男だというわけではない……もしあの長靴がケンムリッヒの役に立つのなら、彼はそれを手に入れる思案を巡らすよりは、鉄条網の上をはだしで歩くくらいの意気を持った男だ。しかし……ケンムリッヒは死ぬであろう。そうなれば誰の手に渡ろうとかまわないはずだ……看3護卒にちょろまかされてしまうくらいなら、むしろミュツレルの方がもらう権利があるはずだ。ぼくらはお互いにわざとらしい感情を持っていなかった。ただ事実のみがぼくらにとって正しくかつ重要であった。」小説戦争と人間戦争と人間大おお岡おか昇し平へいょう靴の話1058戦争と人間122
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